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不妊と冷えの関係とは

さて、今回は最もご相談の多い「不妊」について、その原因や対処法について何回かにわけてお話していこうと思います。
第一回のテーマは「不妊と冷え」についてです。


1.冷えと不妊の関連

「冷え」と「不妊」が結びつくというのは西洋学的にはあまりない考えですが、漢方の考え方では大いに関連性があります。
「冷え」というのは体のもつあらゆる機能を低下させる原因になります。
「妊娠→出産」というものは体の持つ機能をフル稼動させて望むべきものです。
冷えによってこの機能が低下していれば当然妊娠の確率も低下しますし、たとえ妊娠したとしても中絶してしまったり、出産後の赤ちゃんに悪影響を与えかねません。


2.「腎」と不妊の関連

ちょっと話がそれますが、漢方ではいわゆる生殖機能を担う部位を「腎」ととらえます。
漢方でいうところの「腎」とは腎臓だけではなく、内腎、副腎、外腎の3つを総称しています。この中の外腎が女性では子宮、卵巣、膀胱を、男性では睾丸などの生殖機能をさしています。

すなわちこの「腎」の働きがにぶる=生殖能力の低下をしめすわけです。

「腎」は「先天ノ気」とも呼ばれ、生まれながらの生命力に大きく関与すると考えますが、この「腎」の働きが低下した状態を「腎虚」といいます。
すなわち「腎虚」は生殖機能低下の他にも成長不全や老いなどに関連しますが、今回の「不妊」という考えでとらえれば女性の卵巣機能、黄体機能不全、あるいは男性の精子数の減少、精力の減退などを指し示します。


3.「冷え」と「腎」の関連

ここまでのお話は理解していただけましたか?
つまり、不妊の原因は「腎虚」であり「冷え」が「腎虚」の大きな原因のひとつなのです。

「冷え」る原因として、「生まれつき」とおっしゃる方が多いのですが、実はこれは普段の食生活の乱れがあることが非常に多いのです。冷たい物、生物(なまもの)を好む人、また余分な水分や、冷たい水分を多くとる人。このような人は胃腸を冷やし、その結果。自らの子宮・卵巣を冷やし、最終的にホルモンバランスを狂わすことになります。


4.妊娠のカギは「冷え」の改善

そこで漢方の不妊治療ではまずこの冷えを治すことに重点をおきます。冷えの体質を改善し、子宮・卵巣を温め、自分の本来の排卵・生理の状態を取り戻すことによって自然な妊娠をうながすことができます。しかしそのためには薬の服用とともに食事の改善も必要となってきます。まずは自分の私生活を振り返ってみましょう。

○寝しなに冷たいものを好んで飲む
○夏場は冷房をかけたまま寝ている
○職場の冷房対策といいながら上半身だけ温かくして下半身は無対処
○野菜は生野菜で食べることが多く、煮たり焼いたりするような料理をあまり食べない
○ダイエットといいながら体の燃料となる肉や炭水化物を全く摂っていない

などなど・・・
知らず知らずのうちに体を冷やすようなこと・・・してませんか?

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