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漢方をきちんと扱いたい、確かな知識を得たい タクヤ先生の漢方講座

「イボ」撃退の漢方治療!

1.「イボ」とは?


一般に「イボ」とは皮膚に生じる小さな突起物をさす俗称で、ウイルス性のものを中心として様々な種類があります。


大別すると、
① 尋常性疣贅(疣贅は「ゆうぜい」と読みます)
② 青年性扁平疣贅
③ 水イボ(伝染性軟属種)
④ 老人性疣贅民間薬   

などがあげられます。

上記しましたが④の老人性~を除けばほとんどの「イボ」はウイルス関与のものが占めています。

民間薬としても使われてきましたが、漢方では西洋学的に言うウイルス性のイボにはヨクイニン(ハトムギ)を使うケースが多いです。


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中でも青年性のものや小児の水イボなどには効果が出やすいとされています。
さらにヨクイニンにはイボ取りだけではなくお肌の脂質量を改善する作用もあるので女性のうるおい、美白のお悩みにも効果的です。


とはいえ、ヨクイニンだけで十分な効果を得られるのかといえば少々疑問があり、私の経験上でも原因に応じて漢方の併用を考えるケースが見られます。


以下に原因別にした漢方の選択基準を書いてみましたので参考にしていただけたら、と思います。ただしあくまで参考ですので治療に際してはきちんとご相談されることをお勧めします。

2.老人性のイボの場合


老化による新陳代謝の衰え、水分量の減少などが原因となって皮膚が枯渇し、新生されるべき皮膚が新生されずに固まった皮膚がイボのような突起状の塊としてできてしまうのではないか、と考えます。
当然原因はウイルスではなく「老化」そのものだということになりますので、ヨクイニンなどの効果もあまり期待できそうにありません。

こういった場合は、失った津液(体の水分、体液のこと)や血液を補い、老化(腎虚)を治療する地黄剤(六味地黄丸、八味地黄丸、知柏地黄丸、四物湯など)を使うことにより予防、改善がある程度期待できると思います。


3.水イボ(伝染性軟属種)の場合


この症状の場合は呼んで字のごとく「水イボ」というくらいですから水分代謝を考慮に入れ、水はけをよくしたり余分な水分を追い出すような漢方を合わせれば一番確実かつ早期に効果を見ることができる症状です。


4.その他の場合


皮膚に力をつけ、原因であるウイルス等の「邪」を追い出すような漢方を併用するのが一般的です。生薬で言うと黄耆(オウギ)などの入った漢方を使うことがあります。


基本的にはこれらの薬剤とヨクイニンとの併用で効果をアップさせることができます。


あとヨクイニンなどを飲んでいてイボが落ちる時には直前にイボが赤くなったり大きくなったりすることがよくあります。驚いてやめてしまわれる方もおられますが治る兆しですのでそのまま続けられることをお勧めします。


・・・完全な余談ですが、数百年前のイボの治療方法としてはお灸などがよく見られたようですが、中には「塩をイボの上に塗りそれを牛になめさせる(3回以上してはならない) 」なんていうちょっと変わった治療法もあったようです。

一回もしてはならないと思うのは私だけでしょうか。

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