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漢方をきちんと扱いたい、確かな知識を得たい タクヤ先生の漢方講座

異常な現代の「健康意識」 

ここ数日、季節の変わり目に入ったせいか
体調を崩されてご相談に来られる方がどっと増えました。

今年の風邪に共通しているのは(これを書いている現在ですが)
透明な鼻水とスッキリせず止まらない咳。
熱はそれほど高くまで上がらないようです。

ちょっと前までは胃腸の不調やだるさを訴える方が
多かったのですがこれは簡単にいうと体が夏の疲れを
ひきずって起こる典型的な症状。

ようやく皆さん夏の疲れは振り切り始めてきたんだな、
と思っていた矢先だったのですが、
この「季節の変わり目の風邪」と言うのはなかなか
厄介でしつこいものでして・・・。

で、当店の場合、
近くに小児科さんがあるせいで若いお母さんの
ご相談も多いのですが、薬をお作りするにあたり、
ちょっと普通の違うのは授乳中や妊娠中の方が非常に多い、
と言う点。

当然お薬を飲まれる側としては少々薬に対して過敏になりがちです。

市販のお薬はちょっと・・と風邪薬を飲むことを敬遠される
お母さんが多いのですが、体調不良を長く続けられるのも
赤ちゃんにとって良いことではありません。
私からは自信を持って漢方をオススメします。

もちろん漢方なら何でもいいわけではありません!
飲まれる方の体調と症状をよく聴いた上で
ご要望にお応えし、なるべくお体に負担のないお薬をお選びします。

風邪のような急性症状を短期間で安全に、
しっかり症状を治したいのであれば漢方は非常に有効です、
どうぞお気軽にご相談下さい。
あなたに一番あったお薬をお選びします。

さて、今日はちょっとだけ毒交じりの意見を
吐かせていただきたく思うのですが。

「この漢方の中に化学成分はどれだけ入っていますか?」
「私この子には全く化学成分はとらせていないんです!」
「有機栽培された野菜とミネラルウォーター以外はあげられません!」

・・と、親の敵のように私に突っかってこられるお母さん。

病院で赤ちゃんに出される抗生剤を
ほとんど毎日飲まれていらっしゃいますが、
それも立派な化学物質です。

昔と比べて栄養価の落ちた野菜が増えている現代で
有機野菜もミネラルウォーターももちろん大変結構ですが
それ以前に私は現在の日本人の(特に小児の)病院依存と
過剰ともいえる(しかも間違った)健康知識依存に
以前から大きな疑問を持っています。

食べたいものは何でも食べさせてあげる

暑いのはかわいそうだから冷房のきいた部屋で寝かせる

「ビタミン○○が○○mg配合!」と書かれたものをドンドン与える。

熱が無くてもなんとなく病院に行き、何となく薬を与え続ける。

はっきり言いましょう。
これは健康を作るものではありません。
健康を破壊するものです。

今90歳、100歳と元気で過ごしておられる高齢者の方が
果たして小さい時から抗生剤を飲み続けていたか・・?
10種類や20種類のサプリメントを飲み続けているのか?

おそらく答えは「ノー」でしょう。

皆さんのお考えになる「健康」というものが果たして
本当に「健康」を作るものなのか?

お子さんのことを本当に考えておられるのなら
長寿国といわれる日本の元気な長寿者の生活を
調べてみられると良いと思います。

きっと皆さんが考えているような健康の作り方とは
全く違うものがあると私は確信しています。

もちろん豊かな現代社会で貧しかった頃の日本と
同じ生活をする、と言うのはできないと思います。
私だって便利な電化製品なしの生活はできないでしょう。

ただ今の現代社会に生まれた赤ちゃんが
本当に健康で長く生きる為には無菌状態で
ヌクヌクと育てることが赤ちゃんにとって
プラスにはなりえない、と言いたいのです。

最近の子供に急増している
小児アトピーやぜんそくのようなアレルギー疾患も
この抵抗力の無い「無菌チルドレン」が増えているせいなのは
もう間違いない事実です。

どろんこにまみれて、消毒していない食べものを
かぶりついて食べて初めて体には抵抗力が備わるのです。

なんでもかんでも過剰に「消毒」「殺菌」と
叫び続ける親の下で育てられて後々苦しむのは
お子さんご自身です。

「愛する」のと「あまやかす」は違います。

本当に元気で強い子に育ってほしい、と
望まれるのであれば一度一緒に公園で泥だらけに
なられてみてはいかがでしょうか?

高熱で熱を下げる必要も
呼吸不全を防止する必要も
病院のお薬が必要なことはもちろんあるでしょう。

ただ考えてほしいのは
「今、本当にそのお薬を飲む必要があるのか?」
と言うことです。

生まれてから30年間、一度も漢方以外の薬を
飲んだこともなくずっと健康そのものの私が言うのですから
そんなに間違った意見ではないと思います。

ここだけの話ですが私は両親に感謝していますし
私の子供にもそうやって接していこうと思っています。

敬老の日を過ぎて、死んだおじいちゃんにもっと
昔の話を聞きたかったなあ、と思ってこの文を書きました。

皆さんのご意見も色々とお聞かせ願いたいな、と思います。

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