本当にゲテモノ食いなのはどっち?
北欧の民といわれるエスキモーの一番の好物は
アザラシだそうです。
それも食べ方は「生」。
マイナス40度くらいの気温なので捕ったアザラシを
すぐに氷の上で解体して食べるそうです。
しかも彼らはアザラシの皮膚脂肪と筋肉の間にいる
イモムシ型の寄生虫もビタミンやミネラルが豊富だから、と
サプリメント感覚で食べてしまうそうです。
ちょっとそれだけ聞くと気持ち悪いですよね。
でも植物の育たない極寒の地では燃料とする
木材も無く「火」が無い為に彼らは生で食べる他に
手段がなかったわけです。
しかしこれは非常に理にかなっているやり方で、
生肉は熱によるビタミンが壊されること無く
マイナスの温度の中では肉が腐敗することも無く
新鮮なままで食べることができるわけです。
このように極北の民族は基本的に肉を生で食べます。
野生のトナカイの胃腸を裂いて半分消化されて
ドロドロになった苔をトナカイの生肉にバターのように
なすりつけて食べます。
人間は苔をそのまま食べれないのでトナカイの
胃酸によって「調理」された状態で摂取することができます。
これってある意味ものすごい知恵だと思いませんか?
アフリカではサルやワニ、
大きな黒蜘蛛をから揚げにして
食べる民族もいるそうです。
でもこれをゲテモノ食いと位置づけるのはいかがなものでしょう。
彼らに共通して言えるのは
その地域でその時期に捕れるものだけを
食べている、という点。
つまり「旬」のものだけを自然な調理法で食べるのです。
では対して日本の食生活はどうか?
一年中いつでもどんな食材でも好きなだけ
手に入れることができるしそれを食べることもできる。
でもそれは「旬」のものでは決してありません。
養殖されたものやハウス栽培で時期を問わず作られたものは
やはり自然のものではないわけです。
整然とスーパーに並べられたものに踊る
「無添加」「有機栽培」「自然食」の文字。
こんなのはエスキモーの人達から考えれば
理解できないでしょう。
だって当たり前のことだから。
先進国の人間は不思議なことを言うね、と
言うに違いない。
病気を防ぐために大量の抗生物質を食べさせられた
養殖の魚や肉、農薬まみれの野菜、
添加物の明記されていない加工食品・・
彼らが摂取しているどんなゲテモノに見える
食事よりも私達が日々食べているパッケージングされた
食事のほうが実はよほどゲテモノなのかもしれない。
私が読んだこのエッセイにもつづられていましたが
辺境地にアトピーやアレルギー、メタボリックの人など
まずいないそうです。
自然なものを自然な食べ方で食べる、
これが本当の食養生だと思います。
私もバランスよくものを食べる、という
説明からもう一歩踏み込んだ食養生のお話を
させていただいておりますが、病気というものが
人が自然でない状態になった時に生まれるものだ、と
考えれば現代病と言うのはいかに不自然な生活に
我々がどっぷり漬かっているのか、と考えさせられますね。
・・そんなことを昨日ジャンボアイスモナカをパクついている
冷え性だと訴えるうちの妻を見ながら思いました。

