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矛盾だらけの「メタボ健診」

今日の新聞を見ていましたら「脱ゆとり教育」という記事が載っていました。「ゆとり教育」により子供たちの学力が低下し、国際的にも日本人の学力低下が認められるというあまり好ましくない事実を突きつけられたことによりゆとり教育を見直し、以前の形態に戻そうという声が大きくなってきた、という事のようですが・・・

「脱」するなら最初からやるなよ・・と思わずため息が出ました。
被害を受けているのは勝手に制度を作った大人達ではなく無理やり学ぶべき学習量を減らされた子供達なのですから。「勉強しすぎ」という訳の分からない理由(まあ当時は意味があったのでしょうが)見切り発車で先のことを考えずにびっくりするくらい薄くされてしまった教科書を見て当時唖然とした記憶が蘇りました。

最近ではキレる子供達が増えた、子供達がおかしい、常識が欠落しているなどといつでも子供達が批判されていますがそれは子供達のせいではありません、そういう教育を施したりそういう社会を作った大人の責任です。本当に子供のことを思って手を上げた教師は「暴力教師」で子を過度に甘やかす親の言うことを聞くのが「いい教師」とされるこの国の歯車はどこか狂っていると思わざるを得ません。

・・と、まあいきなりタイトルと無関係の言葉を吐き出したのですが実は全くの無関係ということではなく、今回はちょっと漢方から外れますが4月1日より開始される「メタボ健診」について書こうと思いまして。

要するに私が何を言いたいかというとこれもまたお得意の「見切り発車」になってしまうのでは、ということです。

まずはこのメタボ健診について整理してみますと、メタボ健診とは40~74歳の国民全てに義務付けられる健診制度で、ウエスト(正確には腹回りとなるそうです)が男性:85センチ 女性:90センチ を越えており、かつ血圧、血糖、高脂血症等の基準値を超える値のいずれかを持つ方を段階的に「メタボ」認定し、認定者はメタボの改善を義務付けられることになるというもの。会社員の方などはメタボ認定者の数によって連帯責任として所属する団体に税金上のペナルティが科せられる(予定)など、ちょっぴり太目の方はのんきに構えていられない事態。笑い事ではなく諸外国のように「メタボ認定者は出世できない」、はてには「メタボ職場内差別」などという事態すら起こりかねません。

しかしここまでだけでも感じる矛盾はすでにつゆだく特盛りです。
まずこのメタボ認定の基準ですが、男女共にウェストの基準値を超えるのが第一条件なのです。
つまり、どんなに血圧が高かろうが血糖が高かろうがウェストが細ければそれは「メタボ」ではない、ということです。ハイ、この前提はいかがなものか。

もともとメタボ健診の意義は生活習慣病患者の数を予防することにより減らし、増え続ける医療費を減らそうというもの。ウェストが細くても生活習慣病の人は山ほどおりますし、逆に言えばそういう人たちの予防に関しては必要が無い、と言っている様なものです。どう考えてもそんなわけはないですよね。

さらにメタボ認定者が改善を義務付けられるとありますが、これは栄養士や医師からの生活指導等により痩せることが義務付けられるらしいのですが、この部分に発生する医療費は「自費」ではなく「保険負担」になるということ。医療費を減らそうとしてるのにここでかさむ医療費によりむしろ医療費の総額は遥かに増える、と試算する専門家も多くいるそうです。これでは意味を疑問視される声が上がっても仕方ないのでは。

医療費削減と治療より改善を優先させる、というそのコンセプトは大いに結構ですがどうもいろんなところが穴だらけで細部を全く詰めないまま見切り発車する気マンマンなのでちょっと落ち着いてよく再考してみては・・と個人的には思ってしまいます。(新銀行○○じゃないですが・・)

健康に前向きに取り組む姿勢は結構ですが思いつきでやられても困ります。しかも今度は困る人間の数はケタ違いですから「申し訳ございません失敗しました」では許されません。

とはいえ、コンセプトは正しいと思っています。
ただ人に命じられてやるのではなく、自らが意識を持って取り組んでほしいと思います。そうでないと意味も効果も上がりません。前述したとおり、生活習慣病は肥満と密接な関係がありますが、肥満と全く関係の無いところで発生する先天的なもの、遺伝的なものも非常に多いのです。(日本人の高血圧は先天性のもののほうが多いという説もあるくらいです)

ですからメタボ健診で漏れてしまったからどう生活習慣病の予防、改善を行ったらいいか分からない、という方や、メタボと根本から向き合いたい、病院の薬ではなく、もっと自然なものを使って対処していきたいと考えられる方。私と一緒に生活習慣病、メタボと戦いませんか?

原因は様々です。
食生活や生活習慣だけを見直せばそれでいいというものでは無い場合もあります。
原因追求とその治療により乱れた体内バランスを整えることが生活習慣病への最強の武器になると私は信じております。皆様がお持ちで無い知識と自然薬、それを正しく提供させていただくことが私の仕事であり、ライフワークでもあります。お一人での解決に自信が無い、という方は是非一度ご連絡くださいませ、お役に立つよう努めさせていただきます!


以上、今日はちょっぴり毒舌のタクヤ先生でした。

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