基礎体温表をつけてみよう!
2007年11月 8日 16:30基礎体温表のお話
妊娠を望まれておられる女性の皆さん、
基礎体温表はつけておられますか?
毎日のことなので面倒くさくてついついサボりがち・・
こうおっしゃられる方も多いかと思います。
しかし卵巣の状態を知る間接的な指標として
基礎体温表をつけることは非常ーーに意味があるのです!
当店では漢方不妊治療の際に周期療法という
治療法を行っておりますがこの際にも
基礎体温表を見ながら処方を決めていきます。
(周期療法については改めて説明します)
当店でも不妊相談の為に来局される方には
基礎体温表のチェックを必ずお願いしています。
ぜひ面倒くさがらずに毎日の日課にしてみてください。
測り方や記入内容について簡単にまとめてみました。
一見大変なようですが始めてみれば意外に簡単です。
測り方:5時間以上の睡眠をとった状態で朝目覚めた時に
舌下に婦人体温計を入れて測定します。
毎日同じ時間に測定するのが大事です!
寝不足の日は体温が変わりますので注意!
記録内容:体温、月経期間、腹痛、不正出血、おりもの、
性交渉、風邪、薬の服用、服用期間などなど
体温とそれを変化させる要因についてなるべくしっかり
書き留めておきましょう!
☆正常な基礎体温のバイオリズムは↓こんな感じです。
①ほぼ2週間の低温期とほぼ2週間の高温期がある。
②低温相と高温相の差は0.3~0.5度
③低温から高温への移相が三日以内に行われる。
↑この三点が乱れている場合は以下のような
トラブルが起きている可能性があります。
1.排卵がスムーズに行われていない
グラフでは体温上昇が遅い、高温期が低い、
あるいは短いような形になることが多い
2.卵胞の発育が悪い
グラフでは低温期が長い、体温上昇が遅い
形になることが多い
3.プロラクチンが高い
グラフでは体温の変動幅が激しく
ギザギザした形になることが多い
などなど・・
基礎体温表のグラフからはさまざまな
情報を得ることが可能です。
基礎体温表は当店でもお譲りしています。
ご相談の方はぜひとも基礎体温表をお持ちになって
お越しくださいませ。
(もちろんお持ちでない方もお気軽にご来店ください)
基礎体温表を活用し、お客様一人一人の体質に合わせた
より細やかな不妊治療を行うことをお約束いたします。
また、不妊治療を目的とせずとも女性の
月経バイオリズムを知る上でも非常に便利なものです。
体調管理として毎日の測定を行うこともお勧めします。
実はうちの家庭でも最近ようやく「面倒くさい」とごねていた
妻が測定を日課にしてくれました。
女性任せにするのではなく旦那様もぜひとも奥様が
続けることができるようご協力ください。
(毎朝低血圧の妻を起こすのが私の日課です・・)