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増える早産・・・!早産はなぜ起きるのか?その対策は!?

2008年9月20日 10:03早産、流産対策のお話

当店では不妊相談とならんで「早産」をご心配される方からのご相談が後を絶ちません。

具体的には妊娠中のお腹の張りや痛み、子宮出血などを訴える方が多く、「赤ちゃんが固まってしまって」とおっしゃられて来局される方もおられます。西洋医学的な観点からすると子宮頚管が短い(4センチ以下で指摘されるようです)、または子宮口の収縮力が弱いなどというのがその主な原因となっているようです。こういった症状を訴えられる方が本当に多くいらっしゃいます。

確かに出産前後の死産の件数は数十年前と比較すると医療技術の進歩により激減しているものの、早産による未熟児の出産件数はなんとここ数十年でほぼ倍増しているという驚きのデータも出ています。

なぜこんなことが起きているのでしょうか?

指摘される原因としてはまず「生活スタイルの変化」が上げられます。

妊婦さんが出産、育児に専念できていた昔とは違い、社会に女性が多く進出し、妊娠中でも仕事に従事するのが当たり前の風潮である現代日本では疲労や社会ストレスが妊婦さんに常について回ります。

また、ご近所さん皆で妊婦さんをいたわる、という古きよき日本の風習が色あせ、常に孤独感を感じながら妊娠中からの育児を続けておられる方が多いということも原因としてあります。

これが妊婦さんにとって必要不可欠な「気(生命エネルギー)」の力を弱め、それにより体を流れる血の力やホルモンなどのバランスをつかさどる腎の力なども消費されてしまい、子宮に必要な力が足りなくなってしまうのです。

生活スタイルの見直しも急務であることはもちろんですが、消費してしまったこれらの力は漢方により効率的に補充、回復させることが可能です。と、いうより漢方以外に有効な手段は少なくとも私には見つかりません。

産婦人科から子宮平滑筋の収縮を防ぐお薬なども処方されますがこれはあくまで子宮筋を調節するだけのもので妊婦さんやおなかの中の赤ちゃんに滋養を補うことはもちろんできません。やはり何より大事なのは上手に「滋養」することです。

早産により生まれた赤ちゃんには体や精神の発育不全、奇形のリスクが高まります。そればかりではなくぜんそくやアトピーなどのアレルギーや他動症、てんかんもちなど様々な疾患を抱えるケースも少なくありません。特に妊娠後期のお母さんのおなかでの一ヶ月間がその子の一生を左右する貴重な時間になりえるのです。

ましてや子宮頚管のトラブルなどはほとんど自覚症状のないまま進行し、気づいたときには手遅れ、というケースが多々あります。お腹のハリや子宮出血などのサインを頻繁に感じるようであれば急いで検査されることをまずお勧めいたします。

その上でトラブルの発生を指摘された場合、すぐにご相談ください。
漢方にしかできないことがあります。

少子高齢化の現代において生まれてくるお子さんは本当にご両親にとっても日本にとってもかけがいのない宝物です。一人でも多くの元気な赤ちゃんに生まれてきてもらうために努力は惜しみません。

また、孤独感を感じておられる妊婦さんがもしおられましたらいつでもお越しください。楽しくお話させていただくことが何よりの薬よりも効果を発揮することもあります。口数の多いこんな私ではありますがいつでもお話し相手にならせていただきます。ご来局を心よりお待ちしております。

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