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流産を繰り返すタイプは

2013年2月26日 16:45早産、流産対策のお話

連日不妊相談が大変な勢いで続いております。
(特にご新規の方はかならず事前のご予約をお願いいたします)

不妊相談もさることながら、ご相談で多いのが「流産を繰り返す」というお悩みです。

そもそも流産とは胎児が母体で死亡した状態で妊娠22週までに母体の外に出てしまった状態の事を言います。

良く耳にされるであろう「切迫流産」は流産が差し迫っている状態、あるいは出血や下腹痛が認められるが胎児は生存している可能性があり、妊娠継続の可能性がある状態をさしますので混同しない事が注意としてあります。

現代では実に全妊娠の10〜15%に自然流産があるとされ、さらに流産の80%が妊娠から12週以内の「早期流産」です。

流産の原因を中医学的にとらえますと、受精卵や胎児を母体、子宮内で産み育てる力は「気」の力であり、十分な栄養をそこに送り込むのは「血」の力であるとされています。

ですから流産を繰り返されるのは偶然でも何でもなく「体質」であるわけです。つい先日ご相談にいらしたお客様が婦人科で「流産を繰り返すのはただの偶然」であると言われたそうですがそんなことは少なくとも中医学の考えからすれば全く偶然ではありません。

基本的な病理として気血不足(きけつぶそく)と腎虚(じんきょ)という言葉があてはめられます。

腎虚というのは産み育てる力の源が枯渇している状態と考えていただけるとわかりやすいでしょうか。

ですから流産を繰り返す母体=妊娠に対しての準備不足というわけであり、「自然妊娠は難しいから体外受精にしようか」というのは産まれてくる赤ちゃんにも母体にも準備不足で望むことになるため、決して良いことではないということをご理解していただきたいといつもご相談時にはお話しさせていただいております。
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