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【超低容量ピルでも危険性は超低容量ではありません】

2013年10月 8日 15:15ピルの害について

当店に月経トラブルや不妊治療にお見えになるお客様の少なからずの方が「ピル」を服用しておられる、あるいはおられました。

最近では低容量ピルやさらに量が少ないとされる超低容量ピルなどというものが至極気軽に医師から処方されていますが実はここに落とし穴が。何をもって低容量としているかと言えば合成エストロゲンの量がその基準になりますが、実は低容量、超低容量ピルとはエストロゲン(合成卵胞ホルモン)だけではなくプロゲストーゲン(合成黄体ホルモン)の合剤なんです。で、このプロゲストーゲンの量は無関係と言う事になっています。

本来はピルの使用法は月経困難症と言うふうに日本では取り決められていますが、いまや多くの産婦人科で避妊用として用いられているのが現状です。

こうした強力な女性ホルモン作用を持つ合成化学物質が体にとってメリットだけのはずはなく、肺や脳の血栓症などの急性の副作用をはじめとして、10代〜30代での乳がん発生リスクの増大、生殖器の発育不全による不妊や早産の増加(これが当店の不妊相談で最も問題となります)という大きなリスクを抱えることになります。

しかし少なくとも当店に相談に来られるお客様がおかかりになった病院の医師の多くは「低容量だし副作用もあまりないし、もし副作用が出れば止めるか他のものに換えればいい」という説明をしているようです。

今年の6月には某製薬メーカーの超低容量ピルを服用した20代の女性が服用からわずか13日、たった7錠の服用で脳静脈洞血栓を引き起こして死亡しています。日本では現在約14万人の女性がこうした超低容量ピルを飲んでいるそうです。さきほどの例を含め、重い副作用である血栓塞栓症は販売から2年半で87例起きているそうです。

%を見ればごくごく一部の話だよ!気にする事無いよ!と思われる方もおられるかもしれませんし、服用される事自体はもちろん自由です。しかし私は自分の娘が中高生くらいになった時に月経困難症でこうしたものを飲みたいと言い出しても絶対に許可しません。むろん成人してからも同様です。

じゃあひどい月経痛を我慢させろというのか!?それはひどい!とおっしゃる方がもしおられるとしたらこういいたいと思います。「そもそも漢方薬で自然にケアできる事ですから」と。

因果関係については確実とは言えないまでもお若い時の安易な服用でその後の不妊に悩んでおられるお客様も決して少なくありません。合成化学物質のメリットだけを盲目的に見て潜んでいるデメリットに目を背けることのないようにしていただきたいといつも思います。

後悔先に立たず ですから。

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