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老化と成長をつかさどる「腎」を強化し永遠の若さを!

2007年10月31日 18:22アンチエイジングのお話

・・タイトルだけ見ると私ピッコロ大魔王みたいな事を
言っておりますが
誰しも「いつまでも若くありたい、年をとりたくない」
そんな思いをもって日々お歳を重ねられていると思います。

古今東西 「不老不死」という言葉は実に魅力的であり、
権力者ほどそれを強く求める傾向にあるようで
時の権力者は歴史の中で様々な「不老不死」の
妙薬というものを追い続けたといいます。
始皇帝などは水銀の入った薬などをガブガブ飲んでいたと
いうくらいですからその執着といったら凄まじいものが
ありますね。


さて、
中国漢方では成長や老いをつかさどる部位を「腎」と呼びます。
これは当然腎臓を含め副腎や膀胱などの泌尿器など全てを
含み、ホルモンの分泌などにも関与していると考えられています。

幼少期に成長不全に悩まれたりされた方はこの「腎」が
生まれながらに弱いことが多いようです。
こういう方を「腎虚」と呼びます。

これに対して歳を重ねられればそれだけ腎は弱くなります。
すなわち「老化現象」というわけです。
自然に「腎虚」に傾いてきた、ということですね。

腎が弱い方は老け込むのも早く、臓器が弱くなったり
皮膚のツヤが無くなったり物忘れが激しくなりやすい傾向にあります。

私が言いたいこと、おわかりでしょうか?

そう、つまりこの「腎」を強化してやれば老いは緩やかになり
いつまでも若さを保つことができることになります。

そんな都合のいい薬があるものか、と
思われる方もいらっしゃると思いますが
漢方には「補腎薬」というれっきとした「腎」を
強めるお薬がいくつもあります。

もともとは成長不全のお子様のために作られた
「六味丸」(ろくみがん)というお薬がこの「補腎薬」の
ベースとなります。

この漢方を基準としてさらに体質に合わせて数種の生薬を
組み合わせたものが多種存在し、漢方の世界に
「補腎薬」というカテゴリを現在でも根付かせているわけです。

どんな薬やサプリメントを飲んでも
症状の改善しないものは「腎」をいたわってみてはいかがですか。
特にホルモンが絡んだ女性の更年期や、
男性の生殖器のトラブルなど「老い」で片付けられて
しまいがちな症状はこの「補腎」という治療法が
奏効することが多くあります。

漢方を離れれば胎盤エキスを用いた「プラセンタ」製剤なども
腎を強めるにはとても有益なものと言えます。
動物性の生薬は腎を強める効果のあるものが多いようです。

反対に腎を弱めるものもあります。
ストレス、疲労、暴飲暴食、喫煙、不規則な生活
などですが、これはもう私が言わなくてもそのダメージは
すぐにカラダに表れてきますのでおわかりかと思います。

いつまでも若く、元気にいたいという方は
まず第一に自分のカラダの中の土壌をクリーンにしましょう。
そしてその土壌に「補腎薬」という肥料を撒いてあげれば
きっとカラダには強い「若さの芽」が生えてくると思いますよ!


最近二十歳そこそこの人が「オレももう年だよなー」とか
言っているのを聞くと助走をつけて飛び膝蹴りを喰らわせたい
衝動に駆られるそんな私も補腎薬の始め時だと思います。

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