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ニキビの原因を「熱」ととらえる漢方治療!

2007年11月 8日 16:20ニキビ、吹き出物のお話

ニキビ。
いやーな響きですね。

「思われニキビ」などと言われることもありますが
それでもニキビなんて無いほうがいい!と思われる方が
多いことでしょう。

男性、女性を問わずニキビは嫌われ者です。

ただ、ニキビができるのは体にある兆候がおきているサイン。
その最も大きなサインは余剰な「熱」が体内に溢れているというもの。

そもそもニキビとは、
毛穴(特に皮脂が多い毛穴)に細菌が繁殖し、
起きた炎症とされています。

細菌由来なので症状が悪化するとジュクジュクと
膿を持ったり肌そのものの状態を悪化させたりと
悪い事ずくめです。まさに美容の敵ですね。

ただしこれはあくまでも西洋医学的な考え。

漢方では体内に発生した「熱」が皮膚表面に
刺激を与えることによりニキビの原因となる、と
考えられています。

一言に「熱」といってもその発生する部位は
様々で、肺、肝、脾胃などがその中でも
ニキビの原因として大きな割合を占めます。

肺の熱による機能失調は皮膚に大きな悪影響を与え、
皮膚機能を低下させます。
皮膚が弱まれば細菌に犯されやすくなります。

ストレスは肝に余分な熱を発生させ、
造血を担う肝のトラブルは結果として「血」にも
余計な熱を起こさせてしまうことになります。
これがニキビとなることもあります。

暴飲暴食や薬剤による副作用、
またはストレスなどにより脾胃に熱が起きた場合は
口の周りに大きなニキビができることが多くあります。

このようにニキビの大きさ、炎症の度合い、
できる部位などから原因がおきている体内の場所を
判断し、それに応じた漢方薬をお選びします。

また、女性のニキビには月経前のホルモン異常を
原因とするものがあり、これによって皮脂の量が増え、
にきびができることもあります。

この場合も口の周辺にまとまってニキビができることが
多いため、脾胃のニキビとの見分けなどが難しい時が
あります。

漢方では清熱の効果を持つものを第一選択で使いますが、
症状に応じてストレスを和らげたりホルモンのバランスを
整えることを考えて薬を調節することもあります。

外部からのケアも大事ですが、慢性化しているニキビは
なかなか根絶することはできません。
体の中からのケアが必要です。

ニキビだけではなく、原因である「熱」を放置するのも
危険です。

のぼせやほてり、頭痛や高血圧などを引き起こす
原因にもなりえる「熱」はなるべく早めに対応が必要。
便秘などを併発することも多く、どちらも美容の大敵に
なります。

ニキビができている、というのを体質の乱れと理解し、
体の中からケアすることをきちんと考えることができる方は
本当の意味での美を作ることができると思います。

余談ですが私の数少ない自慢は生まれてから
一度もニキビができたことがない!ということです。

ニキビができない秘訣は「ストレスを溜めない」
「体の中を常にクリーンに保つ」こと。

漢方はそれができると30年の人生で実証してきました。

どうぞ一度ご相談下さい。
きっとお力になることができると思います!

・・・あれ?ということは・・私・・
・・・思われニキビ・・・も・・・できた事が・・ない。

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