精神活動をコントロールする「心（しん）」に過度の負担がかかると意思決定や思考、意識などに障害が出始め、最終的には認知症状が起きたりひどい時は昏睡になることもあるんです。

例えば「おかしいことがないのにいつも笑っている」というのはかなりの危険信号。思い当たる人はストレスから離れて休んでください。感情のコントロールが効かない、というのは結構状態が悪化しているサインです。

また、混同しがちだけど「無気力症」と「鬱」は別物です。無気力症はある特定のもの（仕事や勉強等）に対してのみ無気力になる「神経症」であって病気ではないので病院では薬はありません。「鬱」は全てのことに対して無気力で自己否定や自殺願望が出る気血不足の病気。
一見似ているが異なる２つの病態。漢方ならどちらも「鬱証」としてきちんと改善を促す薬をご用意することができます。

秋などの季節の変わり目は特にメンタル疲労が出やすい時期。
辛い時には無理せずにご相談くださいね。