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漢方で老化防止

2006年2月 1日 07:50月刊 漢方の旅

老化を示す例

人間は皆、いつまでも健康で美しくありたいと願っていますが、 50歳前後から男女共に物忘れや髪がもろくなり抜け始め、 目が弱くなり、かすんだり又皮膚が乾燥し歯や骨ももろくなり関節が痛んだり、 難聴や耳鳴り、血管が弱り詰まったりと老化を示す例を挙げればきりがありません。 現代医療でも難しいこれらの進行を抑えたり予防したりするのが漢方薬です。

五臓とのつながり

これらの現象は五臓と大変深いつながりがあります。 たとえば目は肝臓と、耳や骨、脳は腎臓と、皮膚は肺と、血液は心というように、 ただしここで言う肝臓は検査の数値ではなく、漢方で言う肝臓の働きが不十分であるということです。 肝は目を養うだけではなくストレスの発散作用があるのでストレスによるトラブル、自律神経の調節も行います。 腎は広い意味でホルモンの調節をしますので、男女の老化防止に関与しています。 よって生活習慣病で色々な数値が高い人はこれらの臓器が弱ってきているとも言えます。

漢方薬は?

漢方薬は杞菊地黄丸、八味地黄丸、知柏地黄丸などが挙げられます。 ただこれらを服用する際に、体が熱い人と冷える人とを区別すること。

また、寒熱のはっきりしない人には海馬補腎丸などがあります。 心臓や血管の疾病には血管を丈夫にする田七人参、流れが悪い人には桃仁・紅花の入った漢方薬が良いです。