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糖尿病の漢方治療

2007年6月14日 17:11月刊 漢方の旅

糖尿病の漢方治療は自覚症状から対策を決めるのです!

糖尿病の原因と改善・治療方法

糖尿病は美食や肥満が大きな原因と考えられており、運動や減量、食事の改善などが重要です。 かく言う私も幼少時代に少々多めの脂肪と同居しておりまして、スリムな弟から心ない言葉の暴力の数々を受け、告訴まで考えた記憶があります(当時弟は園児です)。

しかし体重が基準値になっても血糖値が下がらない場合、体の中からの治療が必要になります。 病院ではインシュリン調節をする薬剤の服用から始まり、改善が見られない場合はインシュリン注射を使っていきますが漢方治療は中高年になって糖尿病になられた方を中心としています。

漢方では?

古来より糖尿病は消渇(しょうかち)病と言われ、血糖や尿の検査などが無い時代は食欲旺盛、喉の渇き、小便多量で臭う、体重減少、皮膚の乾燥、足腰のだるさ、精力減退、手足のほてり、目のかすみなどの症状から判断していました。 漢方ではこれを肺と胃の機能亢進+腎の疲れと考えて対応します。 よく八味丸という漢方を飲まれている方がおられますが、小便頻数で手足腰が冷える方には適するお薬ですが手足がほてったり喉が渇くという方には適しませんのでご注意を。

生薬では?

生薬では番花(ばんか)といってザクロの皮をよく使います。

漢方薬は症状により十種類以上の薬を使い分ける必要があります。糖尿病は危険な合併症を併発される前に早めの治療が必要です。