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「抗精子抗体」という脅威

2009年2月27日 14:12抗精子抗体のお話

先進国をはじめとする国々で最近「抗精子抗体」という抗体を持つ女性が増加しているというお話をご存知でしょうか?

「抗原」や「抗体」と言う言葉は花粉症などのアレルギー症状の原因としても有名ですのでご存知の方もおられるとは思いますが抗原抗体反応とは本来 異物が体内に入り込んだときにこれを排除する正常な免疫の反応です。

しかしこの免疫反応が過剰になり壊れてしまった状態がアレルギー反応に結びついてしまうのが花粉症などの症状です。

今回私が主題としているこの「抗精子抗体」とはまさにこの抗原抗体反応によって女性の体内に入った精子を異物として排除しようとしてしまう抗体のことを呼びます。

もちろん異物であることが間違いないのですが、精子としてはたまったものではありません。生命のルールを根底から覆されてしまうわけですから。ただでさえ少子化のこのご時勢にこれは大きな問題です。婦人科の検診でもこういった抗体が発見されることが増加しているそうです。もちろんこれが妊娠にとって大きな障害であることは間違いありません。

なぜこういった原因が起こるのでしょうか?

現代社会において考えられる原因を大きく分類してみると・・・

①出産の高齢化
②生活習慣の乱れ(ストレス、暴飲暴食、不眠など)
③電磁波や環境汚染などの負担

このようなものが考えられます。

こういったものに対しては食生活の見直し、生活習慣の建て直しなどから始まり、漢方や自然薬を適正に使うことによって体内浄化と崩れたバランスを整えることで改善していくことが可能だと考えています。

特に漢方の使用は現代医学におけるホルモン療法などでも難しいとされる部分の治療においても優れた効果を発揮していくことが多いものです。しかしこれは別段不思議なことではなく、本来人間があるべき状態に身体の状態を戻すために漢方は有効であり、それによって症状の改善が自然と行われていくことに他なりません。

デトックス(体内解毒)やアンチエイジング(老化防止)が人気の現代社会ではありますが、いかに私たちが普段生活しているこの環境によって知らず知らずダメージをうけているかということを知っておく必要があります。

数十年前の子沢山が当たり前、とされていた頃と現代人の身体が明らかに変わってきているのは事実です。自分の身体は自分で守る気持ちが大切です!そのための「武器」として漢方の力を是非ご活用いただければと思います。

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