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生理痛と冷えの関係性を知ろう

2014年7月10日 10:12妊娠前のケア

生理痛にお悩みの方は多いと思いますが「なぜ生理痛が出てくるのだろう」と真剣に考えたことのある方は意外に少ないのではないでしょうか。

生理痛のメカニズムは実は肩こりや慢性頭痛と非常に近いものがあります。

漢方では生理痛の原因を「瘀血(おけつ)=血の汚れ、停滞」と捉えています。
生理痛に個人差が大きいのは実はこの瘀血という体質の有無が重要なファクターとして絡んでいます。

つまり瘀血体質が進んでいる人(血の質が悪く、濁り汚れている人)は生理痛が激しく、そうでない方は生理痛が軽い、中にはほとんどない、という方もおられます。

一般的に生理痛が酷い方は鎮痛剤を常用されるケースが多いと思います。これはもちろん痛みを和らげると言う意味では有用なものですが、残念ながらこの瘀血体質の根本原因にはまるで効果が無いばかりか、最近の研究では鎮痛薬を含む化学物質は低体温を招く事を示すことがわかってきています。さらに排卵期の着床障害を起こしやすくなるなどの可能性もしてきされつつあり、できることならこうしたものにお世話にならずに生理痛を根元から改善していきたいですよね。

生理痛を悪化させる原因には「眠る時間」、「疲労」、「ストレス」、「食生活」などがありますが、中でも絶対に避けなくては行けないのは「冷え」です。

夏の時期は実は一年で最も冷える時期です。冷たい飲食物、体の芯まで冷える過剰なクーラー、そして湯船につからないシャワーだけのお風呂・・・瘀血を悪化させる原因にことかきません。

冷えをできるだけ避ける生活を作り上げながら同時に身体を芯から温める温灸や生薬の入浴剤、そして漢方薬などを取り入れてきましょう。生理痛の改善には日々の漢方薬の服用も大切ですが、特に酷い日には頓服に用いて劇的な効果を出すものもあります。
状況に応じて使い分ける事で化学鎮痛薬を使わない漢方での改善が可能です。もちろん瘀血体質の根本改善には腰を据えた根気の良い漢方の服用が必須です。

もちろん子宝にも大きく影響する生理痛の有無。お悩みの方は是非一度ご相談下さい。
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