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唇と健康の関係

2009年6月30日 12:43唇のお話

「口」は食べる、飲む、話す、息を吐くと一日中せわしない活動を行っています。

中医学では口は消化器(特に胃腸)と結びついているという考えを持っています。「目は口ほどにものをいう」といいますが「口は胃腸そのもの」と言う先生もおられるくらいです。

胃腸に炎症が起これば口にも炎症が起き、胃がただれれば口もただれ、歯肉炎や口角が切れるなどの症状が現れます。

胃カメラやバリウムによる検査以外では胃腸の内部を見ることは難しいですが、口は胃腸の具合をあらわす指標になるのです。

今日はその口の中でも「唇」に特化してお話をしてみようと思います。

まずは
①口角が切れる

口角とは上と下の唇のつなぎ目をいいます。
この部位が赤くただれたり、切れたりしたらそれは胃炎の可能性があります。

このような時には胃腸の不調を感じることが多いものですが、こんな時は過食を避け、刺激物の摂取を控えることが大事ですが、胃炎のときには逆に食欲が増進する「罠」が起こるときがあります。
口角を一つのサインとしてこの罠に引っかからないようにすることが大事です!

②口の周りの吹き出物

口の周りやあごに湿疹や吹き出物が出やすい人は胃腸が虚弱になっていることが多いものです。胃腸粘膜の炎症が上に上がってきて口の周りに炎症がおき、できものができます。
こういった場合は弱っている胃腸の機能を改善させることが大切です。

③唇ががさがさしている

唇の組織が乾燥して潤いが足りなくなっている可能性が高いです。慢性的な胃腸炎や糖尿病などで体温が上昇したり渇きを感じたりしても粘膜を乾燥させてしまっている可能性があります。体液の不足は様々な疾患の他、疲労や加齢によっても起こります。原因を追究することが大事です。

④唇が白い、赤い

唇の色は血液の色を表しているものです。したがって白くなっていれば血液色素が足りない=貧血の疑いがある  逆に赤みが強すぎるのは体温が過剰に上がり、体液が減少し、血が濃くなりすぎている疑いがあります。バランスよいピンク色の唇が健康の証ですね。

女性にとって美しい唇は美容上大変大事なものです。
ですが口周りのできものや唇自体の異常は消化器の以上や血液の状態を表すものとして健康上のサインを送ってくれています。

どうかそのサインを見逃さずにあれ?と思ったら是非ご相談下さい。

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