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美肌作りと漢方 その①【血虚タイプ】

2013年9月 4日 10:53タイプ別 美肌作りと漢方

さて、今回より数回にわけて「肌荒れの原因と漢方による対策」について書いて行こうと思います。

今回の肌荒れのタイプは「血虚(けっきょ)」体質の方です。

肌荒れのタイプとしてはカサカサ・ザラザラして粉をふく感じの肌荒れ。角質がパラパラ落ち、肌に潤いがなくつっぱる。たちくらみやめまいが起こりやすい、足のかかとが乾燥して硬くなり、ひどい時には割れて痛む。爪が割れやすい、あかぎれ・ささくれができやすい。生理の量が少ない、生理の期間が短く周期が長い、というのが一般的。

血虚、とは血液量が乏しく、造血能力の低いタイプの事を言います。先天的な体質である事も多いのですが、疲れやすく、エネルギー不足の方に多いタイプです。貧血と言われる方も多いのですが、そうでなくともこのタイプである方は日本人の女性には特に多いと思います。

この症状の主要処方としては、婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)や十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)などを用います。
西洋学的に貧血がなくても漢方的な考えで血虚などがある場合は上記のような症状とともに肌荒れが出てきます。補血を行うこれらの漢方を用いる事で皮膚にエネルギーと血液が巡るようになり、美しく、またつるつるにする効果があります。
手や足のうらが特にほてることがあったり、体調や食欲にムラがある場合は四物湯(しもつとう)や六君子湯(りっくんしとう)を用いて胃腸に力を与えて行きます。胃腸が弱く栄養の吸収がなかなかできない方の肌荒れに適します。
また、痒みや発赤が慢性的に伴うことがある場合には当帰飲子(とうきいんし)などを用います。

このように血虚タイプ、と一言に言ってもその原因を作り出す理由がいくつかにまた分類されますので、お悩みの方はまずご相談ください。綺麗なお肌作りの第一歩は血液から!です。

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