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秋~冬の肌トラブル① 乾燥肌タイプ

2014年9月13日 10:03乾燥肌の改善

皮膚は私たちの体を守ってくれる最大の組織であり、器官でもあります。

皮膚は体を流れる血や体液(津液・陰液などとも呼ばれます)により潤されたり力を与えられたりする事で健康な状態を保ち、また、「肺気(肺が作るエネルギー)」や「衛気(体内への有害物質の侵入を防ぐ為に外部に張られるエネルギーのバリアーのようなもの)」によってあらゆる外部からの害毒から私たちを守ってくれます。

しかしながら秋〜冬の時期になりますと夏の疲れや冬の寒さなどからこれらの栄養物質が体の中に不足したり十分に作られなくなる事で最前線で私たちを守ってくれる皮膚にトラブルが生じます。

今回はそのパターン①として「乾燥肌」についての養生法を。

乾燥によるかゆみ、フケの増加、唇をはじめとする皮膚がぽろぽろ向ける・・などの症状が起きているのは体内の血や体液が減り、皮膚に栄養が行っていないことで引き起こされます。

漢方薬で言えば血や体液を補う当帰・阿膠・地黄などが含まれた婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)などを用いる事で改善が期待できますが、食養生としてはトマト・かぼちゃ・にんじん・ピーマンなどの緑黄色野菜、桃・ぶどう・キウイなどの果物、サンマ・太刀魚などの秋〜冬の魚、その他にも牛乳・豆乳・白キクラゲ・百合根など特に秋冬に旬を迎えるものをバランス良く食べていけば自然にこれらの改善につながっていきます。

皮膚はとかくデリケートなもの。
皮膚の調子が悪くなった時は皮膚表面に薬を塗りたくるのではなく、体の中に原因がある場合はほとんどですからこうした補うものを積極的に摂っていきましょう!


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