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抗がん剤に対する私の考え方

2013年8月17日 17:08抗がん剤について

がんのご相談が増えております。

これは一つはがんという病気に悩まれる方の数が増えていることも一つではありますが、私が思いますにこれは「検診」により早期発見のがんが増えているという意味合いも含みます。

こう書きますと「早くがんが見つかったのでよかったじゃないか」という風に思われるかもしれませんが、早期に見つかった予後のすべてが良い風になるとは限りません。

どういう事かと申しますと、本日ご来局されたあるお客様。病状は早期の胃がん。実は、2年前にお客様のお父様がごく早期の咽頭がんを人間ドッグで発見されたそうです。ごく早期。ということからその時は良かったね、と家族でお喜びになったそうですが、その後、すぐに抗がん治療が開始され、80キロ近くあったお父様の体重はあっという間に50キロを割り、がんが見つかってからわずか3ヶ月で肺炎に罹り亡くなってしまわれたそうです。のたうち回るような抗がん剤の副作用に「負けずに頑張る」と言っておられたお父様の言葉とは裏腹に、本日お越しになった息子さんは「抗がん剤のせいで父は殺されました」とお話しになりました。そうでなければごく早期の咽頭がんで元気一杯だった父が三ヶ月であんな死に方をする事は絶対に無かった、と。

この点に関して皆様、色々な考え方をお持ちになると思います。

ただ、私個人の意見を言えば「がんでなく抗がん剤のせいで命を奪われた」というご意見は決して少なくありません

抗がん剤は「細胞毒」です。
ガン細胞だけを攻撃できる抗がん剤というものは残念ながら現代の医学ではありません。周りの正常細胞も巻き込んで殺して行きます。ですからあれほどの強力な副作用が出ます。また、抗がん剤が劇的に効果を発揮するがんというのは実はそれほど多くはありません。日本人に多い胃がんや大腸がんなどには大きな成果は無いという意見の方が多いほどです。

「父は「抗がん剤を使わないと1年生きられません」と医師に言われました」とお客様はおっしゃいました。「でも使った結果が3ヶ月の命にさせられた。脅されて飲んだあげくに薬に殺されたんです。検診でガンなんて見つからなければ良かった」

このお話を聞いて私は言葉がありませんでした。こうおっしゃった方が今までにあまりにも多いからです。

正常細胞もろとも殺された結果にがん細胞が少し小さくなったとして、それは果たして意味のある事なのか?がん細胞と戦うのはあくまでも正常細胞です。

抗がん剤というものに対して色々なご意見がある事は承知しておりますし、抗がん剤のおかげで命を救われた、という方もおられることでしょう。

ですが、私個人ががんになった時に抗がん剤を使いますか?という質問に対して現段階での私の意見は「ノー」です

当店でのがんへの取り組みは大きくお話しすればがん細胞ではなく、正常細胞に力を与えてがんと「共存」していく方法です。がんは取りさらえば何でも良いわけではありません、その手段によっては逆に大きく命を削る事にもつながるという事実は確かにあります。一人でも多くの方のお力になれるように私は今後もこのやり方を貫いて行きたいと思います。

お悩みの方は是非一度ご相談ください。
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