薬を飲ませれば飲ませるほど病気が増えると悩むお母さんの声(実話から)
2013年6月19日 13:17小児専門漢方相談について
そのお母さんは4歳になる娘が可愛くて可愛くて仕方ありませんでした。
自分の分身、自分の血、遺伝子を継いでいるかけがいの無い命。
ですから産まれてから何かあるとすぐに心配をしてしまいました。
コホンと咳をすれば生後一ヶ月から小児科さんに連れて行き、夜に少しでもおでこが熱くなると救急車で急患センターへ。鼻水が出れば耳鼻科に連れて行き、中耳炎を伺われると毎日病院に通い、その度にお薬を飲ませ続けました。その回数は月の半分を越えていたそうです。
あるときかかりつけのお医者さんから「少しだけぜんそくの気があるかも」と言われた時は目の前が真っ暗になりました。
こんなにケアしているのになぜ次から次へと病気になるのだろう?でももっとお薬を飲ませればきっと良くなるだろう・・
そういう思いでそのお母さんは熱心に娘さんを病院に通わせ続けました。蓄膿を疑われた時には子供が夜中に苦しそうにしているのでは、と毎日寝不足になりながら看病し続けました。
でも、なぜか通わせれば通わせるほど病気は治るどころか次々に新しい病気を指摘され、薬もどんどん増えて行きました。
と、・・ある時からお母さんは自分が娘に対してことあるごとに怒っている事に気がつきました。言いようのないイライラ感、たいした事をしてもいないのに娘を怒鳴りつけている自分が嫌で嫌で仕方ない、でも言葉も行動も止まらない。
とうとうお母さんは娘をしばしば叩くようになってしまいました。見かねたご主人が「病院に行きなさい」と告げ、精神科に通わせました。
それから約半年後、不眠は治るどころか悪化の一途をたどり、お母さんは一日の半分くらいを横になって過ごすようになってしまいました。
全て実話です。
3ヶ月前にこちらのご主人様が当店に「このままだと家庭が崩壊する」とご相談にみえられました。
こういうご家庭は決して少なくありません。
このお母さんの愛情はもちろん本物ですし、お子様への愛情からの行動である事も疑いようはありません。
では、なぜこうなってしまったのか?
お子さんに対しての健康ケアの方向性を間違えてしまったのだと思います。お子様には生まれながらにして病気を治す力が備わっています。そして体を健全に成長させて行く力もまた備わっているのです。
例えば、咳が出る、鼻が出る、熱が出る・・これらは全て正常な免疫の働きから起こる反応であり、これが病気と闘っている力があるという証明なのです。それを「治してあげたい」と思うお心が「病院で薬を飲ませる」という事に直結しましたが、残念ながら過剰な薬の服用はお子様の正常な免疫の働きを阻害することになり、結果として愛する子供の体をどんどんと弱めて行く事になってしまったのです。
当店は小児専門の漢方相談を多く受け付けておりますが、当店にお越しいただくお子さんの多くはこの状態です。
西洋薬は確かに症状を抑える為には有効ですし、重篤な症状が起きた時にはこの抑えるという事は欠かせないものです。しかし、月の半分以上も安易に飲ませていいものでは決してありません。
「副作用はほとんどありません」と薬剤師が説明するかもしれませんが、それはあくまでも短期的な服用に限ってのもの。
お子さんの体を「薬無しではやっていけない」体にしてはいけないと私は強く考えています。
事実、このご家族、お母さんが倒れてしまわれてからお子さんはほとんど病院にいくことができなくなりましたが、むしろ元気になり、少しくらいの熱が出ても治りがよく、自分で治せるようになったと言います。私たちが子供の頃の事を思い出して下さい。そんなに頻繁に医者に行った記憶、ありますでしょうか?
ちなみにお母さんは2ヶ月程度、漢方によるケアを経て今は元気になっておられますし、このお話を私がした時に涙を流して「私のしてきた事って・・」とおっしゃいました。ですがそれはお母さんが悪いわけではありません。そしてそれは愛情からの真摯な行動であったと思います。
とにかく母子ともにお元気になられて本当によかった、と思います。もしも同じようなお悩みのご両親、お子様がおられたら是非一度ご相談ください。きっとお役に立てると思います。
自分の分身、自分の血、遺伝子を継いでいるかけがいの無い命。
ですから産まれてから何かあるとすぐに心配をしてしまいました。
コホンと咳をすれば生後一ヶ月から小児科さんに連れて行き、夜に少しでもおでこが熱くなると救急車で急患センターへ。鼻水が出れば耳鼻科に連れて行き、中耳炎を伺われると毎日病院に通い、その度にお薬を飲ませ続けました。その回数は月の半分を越えていたそうです。
あるときかかりつけのお医者さんから「少しだけぜんそくの気があるかも」と言われた時は目の前が真っ暗になりました。
こんなにケアしているのになぜ次から次へと病気になるのだろう?でももっとお薬を飲ませればきっと良くなるだろう・・
そういう思いでそのお母さんは熱心に娘さんを病院に通わせ続けました。蓄膿を疑われた時には子供が夜中に苦しそうにしているのでは、と毎日寝不足になりながら看病し続けました。
でも、なぜか通わせれば通わせるほど病気は治るどころか次々に新しい病気を指摘され、薬もどんどん増えて行きました。
と、・・ある時からお母さんは自分が娘に対してことあるごとに怒っている事に気がつきました。言いようのないイライラ感、たいした事をしてもいないのに娘を怒鳴りつけている自分が嫌で嫌で仕方ない、でも言葉も行動も止まらない。
とうとうお母さんは娘をしばしば叩くようになってしまいました。見かねたご主人が「病院に行きなさい」と告げ、精神科に通わせました。
それから約半年後、不眠は治るどころか悪化の一途をたどり、お母さんは一日の半分くらいを横になって過ごすようになってしまいました。
全て実話です。
3ヶ月前にこちらのご主人様が当店に「このままだと家庭が崩壊する」とご相談にみえられました。
こういうご家庭は決して少なくありません。
このお母さんの愛情はもちろん本物ですし、お子様への愛情からの行動である事も疑いようはありません。
では、なぜこうなってしまったのか?
お子さんに対しての健康ケアの方向性を間違えてしまったのだと思います。お子様には生まれながらにして病気を治す力が備わっています。そして体を健全に成長させて行く力もまた備わっているのです。
例えば、咳が出る、鼻が出る、熱が出る・・これらは全て正常な免疫の働きから起こる反応であり、これが病気と闘っている力があるという証明なのです。それを「治してあげたい」と思うお心が「病院で薬を飲ませる」という事に直結しましたが、残念ながら過剰な薬の服用はお子様の正常な免疫の働きを阻害することになり、結果として愛する子供の体をどんどんと弱めて行く事になってしまったのです。
当店は小児専門の漢方相談を多く受け付けておりますが、当店にお越しいただくお子さんの多くはこの状態です。
西洋薬は確かに症状を抑える為には有効ですし、重篤な症状が起きた時にはこの抑えるという事は欠かせないものです。しかし、月の半分以上も安易に飲ませていいものでは決してありません。
「副作用はほとんどありません」と薬剤師が説明するかもしれませんが、それはあくまでも短期的な服用に限ってのもの。
お子さんの体を「薬無しではやっていけない」体にしてはいけないと私は強く考えています。
事実、このご家族、お母さんが倒れてしまわれてからお子さんはほとんど病院にいくことができなくなりましたが、むしろ元気になり、少しくらいの熱が出ても治りがよく、自分で治せるようになったと言います。私たちが子供の頃の事を思い出して下さい。そんなに頻繁に医者に行った記憶、ありますでしょうか?
ちなみにお母さんは2ヶ月程度、漢方によるケアを経て今は元気になっておられますし、このお話を私がした時に涙を流して「私のしてきた事って・・」とおっしゃいました。ですがそれはお母さんが悪いわけではありません。そしてそれは愛情からの真摯な行動であったと思います。
とにかく母子ともにお元気になられて本当によかった、と思います。もしも同じようなお悩みのご両親、お子様がおられたら是非一度ご相談ください。きっとお役に立てると思います。