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生まれた時の力とその後の力

2014年5月30日 13:36子供の発育と漢方薬

本日ご来局のお客様 3歳の男の子のアトピーのご相談。

お母様のお言葉「食べ物は野菜中心、よその子が食べれないような薄味のものを好んで味の濃いものや肉・魚はほとんど食べない。添加物は極力避けて身体に優しいもの、優しい生活習慣を心がけています。なのにそう言う事を気にしないでいるお友達にはアトピーは無くてうちの子にはなぜ・・」

胸に突き刺さるお言葉でした。

これに対して私は「先天の気」と「後天の気」という言葉を使ってお話しさせていただきました。先天の気とはお子様がご両親から受け継いだ生まれながらに持っている力、これは正直に言ってお父様、お母様のいずれかのお体の虚弱があればそこを継いで小さな気を持って生まれてくる事が多々あります。生まれながらの障害や慢性病、体質がこれにあたります(今回はお母様が息子様と同じくアトピーの体質をお持ちでした)。

当店では子宝相談に力を入れておりますが、生まれる前のご両親のケアは必須であり、それが生まれてくるお子様の体質にも大きく関わってくるものであるとお話しさせていただいております。

ですが、生まれた後のお母様の努力は決して無駄にはなりません。

正しい生活習慣・食生活を身体に覚えさせるのは小さなお子様のときが一番効果的であり、また効率的です。そしてそれはそのまま「後天の気」となり、ゆくゆくお子様の大きな力に変わって行きます。

こういうお話をすると先天の気の虚弱による体質や慢性病の発現についてご妊娠前の生活習慣について後悔されるご両親も少なくないかもしれません。

しかしそれはまさにこれから成長をしていくお子様の身体にとってみれば手遅れなどではありません。大切なのはこれから得る事の出来る後天の気をどれだけ上手に手に入れ、お子様の力と変えて行くか、これにかかっています。

元気で生まれて来たお子様でもその後の生活が乱れていればいつしか先天の気を使い果たし、その後に得るはずである後天の気不足で新たな病気にかかることも十分考えられます。大切なのは生まれる前だけでなく、生まれた後に注ぐお子様への愛情である、と言えると思います。

その与える愛情を正しい形でお子様の力になるようにできるように知識として私がお手伝いできる事があると考えています。







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