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ペットの循環器トラブル①(心臓疾患)

2008年4月 4日 10:23ペットの心臓病

ペットの生活習慣病が増加する中で動脈硬化を最大の原因とする心臓のトラブルが急増しています。

動脈硬化の予防には漢方の服用も非常に効果的ですが漢方と合わせて私はイオン化した液体のカルシウムである「電解カルシウム」の併用を非常にお勧めしています。

と、いうのも動脈硬化とは血管が硬くなり柔軟性を失い、自由に伸び縮みできなくなり、細く、硬くなってしまった血管に大量の血液が流れ込むことにより血管が破裂したり、血液の流れを食い止めても血管の一部が突き出して、風船のように膨らんでしまう(動脈瘤)などのトラブルが引き起こされます。
このように血管を硬くしてしまう原因がコレステロールや悪玉カルシウムとよばれる物質によるものだということがわかっています。

悪玉カルシウムができる原因は血液中のカルシウムが不足です。このカルシウム不足をを補うために骨から溶け出してくるカルシウムが悪玉カルシウムになるのです。つまりカルシウムを効率よく吸収することが血管の硬化を防ぐ最大の対策なのです。電解カルシウムは吸収効率が錠剤などと比較しても格段に高く、少量でもしっかりと骨や血管、血液にカルシウムを送り込むことができるので私は非常に重宝しています。液体なので飲みやすいというのも利点の一つです。

その上で血液の質を高める漢方を併用することで健康な血管に健康な血液を通してやることとなり、心臓疾患の最大要因である血管のトラブルを防ぐことができます。

なお、重度の心臓障害が発症されてしまった場合、一刻を争うケースも少なくないため、私は「牛黄」など効果の高い動物性生薬を使用しております。

一般的には品種改良された小型犬やプレーリードッグなどの小形の動物はこのような心臓系のトラブルが多発する傾向にあり、できれば疾患が発症する前の段階、なるべく早いうちからの対策が非常に重要です。気がついたら手遅れだった、というケースも残念ながら多いのです。

ガンに次ぐ死亡原因の高さを誇る血管、心臓系のトラブル。
予防意識の高い飼い主様の対応が期待される疾患の一つなのは間違いありません。

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