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漢方薬の現状と問題点

2006年8月 4日 10:48月刊 漢方の旅

漢方に対する興味

「漢方薬は効きますか?」という問い合わせの電話やメールが最近多くなってきました。 というのは、多くの人が漢方に対する見直しや漢方のことをふれるテレビ番組や韓国ドラマで東洋医学の治療などを目にして興味が増してきたのかもしれません。 私も当店開業以来30年近くになりますが、漢方に対する興味が増している事を肌で感じています。

実際は・・・

ただ、本来の漢方の使い方や考え方までは時間をかけてお話ししないと納得されないのが実情です。

サプリメントやブレンドされた民間薬なども漢方薬と勘違いされている人、 色々な本やインターネットなどで漢方を調べて「この薬下さい」と求められる人もいます。

漢方薬の選択

また、ご主人の薬を奥さんが代理で相談に来られたりする場合がありますが、お断りすることもあります。
漢方薬を選択する場合、本人から直接、疾病の状況や飲食、顔色、寒熱、大小便の状態、または悪化する原因、発病時間、舌の色などを見てお聞きして薬を差し上げます。

あとは病名で来店なさる方がいますが、私も不勉強なので、病名を全て把握しているわけではありませんが、患者さんのどこが不調なのかをよく聞いて、そこが楽になるように薬を考えます。

高額で長期服用で苦い!

最後に漢方は高額で長期服用、苦くて飲みにくいなど固定観念がありますが、 風邪薬などは3日分ずつ差し上げていて、 お湯に溶かして飲めば美味しく服用できます。