HOMEタクヤブログ>漢方薬で胃腸すっきり

漢方薬で胃腸すっきり

2006年7月 4日 10:05月刊 漢方の旅

胃腸病の種類

胃腸病で悩んでいる人は店頭での相談でもそうですが、テレビCMなどが数多く流れているのを見ると、多くの人がいらっしゃると思います。

ただ、どのCMを見ても疾患別ではなく、「胃腸がすっきりします」というフレーズだけが流れているのが気になります。
胃腸病といっても食欲不振、胃もたれ、胸やけなどの症状があり、胃病では痛む時が空腹時か食後、ストレスを感じた時で内容が異なり、 はきけ、慢性の下痢、下痢と便秘が交互に起こる、腹部の張り、ガスが多いなど症状がいろいろあります。

急性と慢性

当然、急性と慢性では対応する薬が違います。
風邪や暴飲暴食によるものは3日もすれば、症状は自然に治りますが、慢性的な胃腸虚弱は簡単には効果が表れません。

対策

一般的には胃腸虚弱に使われるのが六君子湯です。
冷え性、疲れやすい、痩せていて太れない、軟便、偏食、食事量を多く取れないなどこういう症状の人はぜひ漢方薬を続ければ改善されます。
胃下垂であれば、補中益気湯を併用することを勧めます。
胃病がストレス性であれば柴胡散、安中散などを併用します。

胃のトラブル

胃のトラブルで悩んでいる人は漢方薬と松芽エキスを併用すると胃の粘膜を保護するので、よい効果がでてきます。

太っていて食事の量が少ない

最後に太っていて食事の量が少ない人は胃腸を丈夫にすれば、逆に痩せていくはずです。それは脂肪の代謝が良くなるからです。