HOMEタクヤブログ>風邪の予防と対策

風邪の予防と対策

2007年1月17日 23:27月刊 漢方の旅

これからの時期は風邪やインフルエンザの流行が心配です。

漢方薬の決め方

漢方での治療は悪寒・発熱の有無、肩こりの状態、鼻水の色、痰の色や量、自然と汗ばむか否か、口が渇いて水分を多くとる、食欲、大小便の状態、体のだるさ等を詳しく聞いて薬を決めます。

風邪の初期は葛根湯?

風邪の初期は葛根湯とよく聞きますが、これは間違った選択です。いつも葛根湯で治っている人は葛根湯の症状が発生してから効いている訳です。 もう一度確認すると悪寒、発熱、食欲有り、肩こり、腋の下に汗をかいていない事が確認できれば葛根湯がよく効きます。

漢方薬との相性

漢方の風邪薬は2~3日間で調子がよくならなければ、薬が合っていません。 漢方の風邪薬は症状が改善されないだけでなく悪化する原因になるので注意が必要です。

悪寒と発熱

特に悪寒と発熱を正しく確認する事が必要。 漢方では体温計での体温はあまり参考にしません。 顔が赤くて熱い場合は発熱、青い場合は発熱と考えません。 当然、悪寒と発熱が両方ある人や交互にくる人もいます。

また、胃腸にくる場合は一般の風邪薬では対応できないので、ぜひ漢方を使ってみて下さい。

風邪の予防薬

風邪の予防としてはSARSで高く評価され、インフルエンザや風邪の予防として昔から使われている板らん松のエキス顆粒をぜひ予防薬として常備して下さい。 また風邪をすぐに引いてしまう人は玉屏風散を日頃から服用すると引きにくくなります。子どもにも飲み易くなっています。