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カゼだからこそ漢方で治すという発想を! ~急性病にも効果的な漢方を~

2007年10月 8日 09:34月刊 漢方の旅

漢方は長く飲まないと効かない、という
イメージをお持ちの方も多いと思いますが、
こと急性病(カゼ、腹痛、胃痛、下痢、吐き気、急性湿疹など)では
西洋薬と同等、時にはそれ以上の即効性を期待できます。

ただしそれにはきちんと症状にあった漢方を選ぶ必要があります。
この場合、熱、悪寒の有無、鼻水、痰、咳、汗、食欲、便の異常、
顔色、体力の有無、発病からの経過日数など全身症状を
詳しくお聞きします。

症状とは十人十色のものであり、万人に効く薬はありません。
ですから自分に合った漢方薬をオーダーメイドで飲むというのは
非常に有効な対処法です。

しかし漢方薬がいくら高い安全性を持つとはいえ、
使い方を間違えれば危険な副作用が出ることもあります。

「カゼだから葛根湯!」と慌てて家中の棚を引っ掻き回す前に
必ず一度ご相談下さい、貴方に一番合った漢方をご用意します。

漢方の最大の利点は治癒力と抵抗力を高め、
病気を「止める」のではなく「治す」という点です。

ちなみに私はカゼの予防に板藍根という生薬を使った
「板藍茶」を毎年大変重宝しております。
カゼをひきやすい方は非常に効果的ですのでぜひお試し下さい。