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湿来い(しつこい)季節に負けない為に漢方を!

2008年6月23日 16:28月刊 漢方の旅

この季節になるとお客様に「粉薬は水を吸って固まることがありますのでご注意下さい」と声をかけておりますが、実は同じ事が私達の体の中でも起こっています。

ジメジメした梅雨は大気中の水分が増え、身体にその水分が入り込みます。水は生命にかかせないものですが、許容量を越えると手のひらを返して健康の妨げになります。

この時期になると身体が重く感じる方は多いと思います。これはまさに湿気による害(漢方では「湿邪」と呼ぶ)なのです。具体的には関節痛(リウマチ症状の悪化なども)、胃部不快感、疲労感やめまい、頭痛などの原因になります。このように自然界にあるものは全て多すぎても少なすぎても私達に悪影響を及ぼしますが、このバランスを整えることが出来るのが漢方薬です。

この季節特有の「湿」に対処するには身体の水分代謝を調整し、余剰な水分をさばく漢方薬が非常に効果的です。梅雨入りの早かった今年は特にこの湿によるご相談が増えています。不快感にお悩みの方はなるべく早くご相談下さい。

余談ですが今回のタイトルは「しつこい」と「湿来い」を上手くかけた(つもりの)ものですが、即座にオヤジギャグだと切り捨てられました。めげずに頑張りたいと思います。