最近やたらと後ろ向きな発言をする人が多い気がします。

これは職業がら、そう言ったお悩みを抱えておられる皆さんと向き合うと言うのがあるということを差し引いても非常に多いように感じられます。「私、最近の口癖は「もうダメだ」です」なんて方もおられましたがいくらなんでもネガティブ過ぎです。

確かに「平和で安全で誰もが住み良い日本」という日本ブランドは日々コツコツと叩き壊され、このままいくと確実に沈没の様相を呈していますが、こんな時こそ何とかしなくちゃいけない政治家の皆さんは、と見てみれば、やれ誰かが押して怪我したから懲罰動議だの何だの・・そんなこと切実な悩みを抱えて生きている日本国民には全くどうでもいいことで盛り上がっている始末。なんですかあれ？

その裏で眉を寄せるような法案が審議を尽くすどころか全てが見切り発車で強行採決され、もともと借金まみれの懐からわけのわからないバラマキを続ける支離滅裂な有様。

こんな状況で「明日に希望を持って前に進みましょう！」と声高に叫ばれても何の説得力も無いのは至極当然ですが。

ただ、人気芸能人や著名人を出馬させて票を取ろうというようなやり方がまかり通るのはあくまでも国民の資質の問題でもあると思うわけです。

数年前までは私も恥ずかしながら政治に興味が無く、どこに入れても同じだ、みたいなノリでいたのも事実です。ですが、その結果、どういったことになってもそれは自己責任であるといわずにはおれませんよね。これだけ国の危機が叫ばれている現在になって政治に無関心であるとか言っている場合じゃありません。

それでも有権者の過半数に近い人間がせっかくの日本国民固有の権利である参政権を放棄するなんてのはやはり異常であり、そういう人達に政治不信を批判する権利もないんじゃないかな、って思います。

最近少しだけ賢くなった私は必ず選挙前にはネットで投票する党の本質、また、投票する個人の本質をできるだけ事細かにチェックしてから投票に向かいます。ネットには様々な情報があり、もちろん虚偽のものも多いとは思いますが、情報を集めるには必須の媒体だと確信しています。

だって投票するのは自分自身の権利であるわけですからそれがいい加減な決定をしていいはずは無いわけです。

最近のテレビのニュースはハッキリ言ってうわべだけの内容の無い報道ばかりで「〇〇はＸＸなんだ」という情報を意識的に植え込もうとする意図すら感じられるのでそれを情報として受け入れるにはあまりに情報が偏ってしまいます。テレビでは報道されない情報もありますしね。

今思い出せば「〇〇総理が漢字が読めない」というような報道を一時期気が狂ったように大手テレビ局が報道し続けていましたが、ああいう報道の意図を知りたいと心から思います。ただそれに影響をうけてしまった方が多かったのも事実なようで、こういうところは残念な国民性だな、と思わざるをえません。

ですが、せっかくいただいた権利です。ようやくネットを用いた選挙活動も解禁されたと言うことですから皆さんも是非その「清き一票」を大切に活用するためにもしっかりと情報収集していただければと思います。もったいないですからね。

７月の参議院選挙も近付いてきましたが、日本人は日本人であることをちゃんと自覚して、うすっぺらい情報に踊らされずに毅然とした態度で投票に臨みたいものですね。

そんなわけで選挙当日は日本人らしく甲冑着て刀提げて行きます。