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スカイ無理

2018年1月29日 17:44(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

好きで好きで好きで好きでたまらないのになぜか縁のないものってありませんか?
今日はそんなお話です。

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スカイリムってゲームソフトがあるんです。

これもう何年も前のRPG(ロールプレイングゲーム)なんですが、その自由度がハンパなくて今でも熱狂的なファンがたくさんいる海外の超有名ゲームです。例えばドラゴンクエストなら決まったミッションをこなしながら最終的には魔王をやっつければクリア!ということになりますがこのゲームにはそういう制限がほぼありません。もちろんクリアしたければドラゴンを倒しまくる、みたいなものはあるんですが別にクリアなんてしなくてもいいというのがこのゲームの売りです。この時点でおそらくこれを読んでいる人の7割位は「何言ってんだこいつ」という意識になっていると思いますがこのゲームはそういうゲームなんです。鍛冶屋になりたければ鍛冶スキルを極めて色んな素材集めて一日中鍛冶していてもいいし夜な夜な街に出没しては街人を暗殺してまわるという非生産的な仕事に没頭しても良い、というようにその世界の中でしたいようにすればいい、というのがこのゲームの最大の趣旨でありウリであるわけです。

発売当時はその画面のあまりの美しさと自由度の高さに僕のようなゲームオタクはがっちりハートをキャッチされてしまい、当時最先端機種であったプレステ3版の発売を心待ちにしていました。発売日にヨドバシカメラでゲットした時の感動はいまでも忘れられません。

早速家に帰って遊びます。すっげええええええええええええええええええ!なにこれええええええええええええええええええ!とあまりの完成度の高さに数日間寝食を忘れて没頭したほどです。

・・しかし、次第に異常に気づき始めました。

画面にチラツキというかカクツキというか・・とにかく動きが明らかにカクカク不自然になり始めました。最初は気のせいかと思い進めていましたが日を重ねるごとに(ゲームを進めるごとに)そのカクカクは明らかなものになっていき、数日後にはもはや無視できないレベルになっていました。ゲームに出ているキャラクターが初期のサンダバードの隊員みたいな動きになってます。

不穏な空気を感じつつ、嫌な予感でいっぱいになりながらネットを検索すると・・

「PS3版 スカイリムざまあwwwwwwwwwwwwww」

「PS3版 スカイリムやりこむほどFPS(処理速度的なもの?)が下がり画像が乱れる」

「PS3版 スカイリムカクカク」

PCの前で膝から崩れ落ちました。

最終的にはかなり経ってから修正するためのデータが配布されて問題は解決されたようなのですが、不良品をつかまされたという意識から暗黒面に落ちましてPCを見た翌日にAmazonで叩き売りました。お分かりいただけますでしょうか、この時の絶望感が。抽選に何度も何度も応募してようやく当選し、物凄い期待して可愛い子どもたちと一緒に上野公園にパンダを見に行ったら中から粘液まみれのオヤジが出てきたクラスの衝撃です。

そしてようやく暗黒面から戻ってきた頃に当時同時発売のXBOX(プレステとは別のゲーム機)版が出ていることを知り、XBOX本体ごとスカイリムを購入しました。ソフトは6000円くらいでしたがこれをやるだけのために40000円くらいする本体を購入しました。どれほど恋い焦がれていたかおわかりいただけると思います。

XBOX版はプレステ版のような不具合は一切出ないとのこと。
他にやりたいゲームが一つも見つからなかったけどでもいいんだ!これで、これでようやくやれる!スカイリムがやれるんだお母さん!!


5日後に扇風機がXBOX本体の上に倒れてぶっ壊れました。

修理に持っていきましたところ「自然に壊れたわけではないので有償になります」と言われてなおかつ修理に一ヶ月かかると言われて「故障してますがほぼ新品です。誰かいる?」とヤフオクに出品して売りました。(売れました)

この辺りで人間も無機物も信じられなくなってきました。
この当時は僕に声をかけてくれた人にツバを吐くくらいやさぐれていました。
(口癖は「地球?滅びろ」

そして時は流れ・・


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つい先日プレイステーションVRを購入しました。

そしてな、なんとプレイステーションVR専用のスカイリムが発売されるということ!!!
これこそ!これこそまさに僕が!思い描いていた!理想の!スカイリム!!
広大なスカイリムの大地をヴァーチャルリアリティー空間で体験できる。この凄さ、一体どれほどのものなのか!?もはや想像すらつきません。約7年越しにもう一度、今一度スカイリムの世界に触れるチャンスを下さった神様、そしてソニー様、ありがとう!アーーーメン!!

速攻 Amazonで予約して購入しました。
ソフトが届いた当日、ふるえる手つきでゲームソフトをプレステ4に挿れ、VRを頭にかぶりました。
ついに!ついに!スカイリムの世界へ!!いざゆかん!!!!!!!


開始1分でリアル酔いして自室で嘔吐しました。

Amazonで投げ売りました。


・・・実は、今回のネタはここまでで終わるつもりでした。
が、しかし、しかしです。

Amazonで投げ売った1週間後の夜。覚えのない電話番号から携帯に電話が来ました。

「はいもしもし?」

『あんた◯◯(←Amazonに出店しているうちの店名)さん?』

「あ はいそうですけど」

『あんたなあ!待てど待てど一向に届かないんけど!!どないなってんねん!ああ!?!』

「え?え?」

『あんたんところから買ったス・カ・イ・リ・ム!!まだ届かんって何度もメール出しとるんよ!返事すらよこさんで一体どういうつもりやって聞いてんの!なめとんのか!』

間違いなく注文が入った翌日にポストに投函したスカイリムVRが届いていない、とのこと。
今までAmazon出店で何十本ものゲームソフトを同じ方法で送りましたが届かないなんてことはもちろん一件もありませんでした。怒り狂うこのお客さんをなだめながら確認するとAmazonの出品者アカウントにはこちらの方からの怒りのメールが確かに何本も来ていますが普通はアマゾン経由で私のアドレスに届くはずのこのメールもなぜか届いていないというメイクミラクルにもほどがある出来事の連続に脳内キャパが完全に破壊されます。

結局郵便局経由で探してもらうもスカイリムVRは見つからず。4650円で出品したお金は怒り狂う購入者に返品し、あとに残ったのはこのネタだけという始末。

夜な夜な相模原の街に出て暗殺でもしようかと思うレベルのアンニュイさです。

いいネタを提供してくださったスカイリムには感謝しつつ2月1日のニンテンドースイッチ版スカイリムの発売日が楽しみな今日このごろです。

まだだ、まだ終わらんよ。