ひろうこうじひろふみという男
2019年2月19日 16:03(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記
僕が言うのも何なんですが中医学、漢方業界の人というのはちょっと変わった人間が多いです。
やっぱり現代医療そっちのけで草すり潰したり木の根を煮詰めたりしているわけですのでちょっと変わってくるのかな、と思うのですが最近ちょっと凄い人とお知り合いになりました。
千葉の流山にある「ひろこうじ薬局」のひろふみ、っていう方なんですけどね。
去年千葉で僕が経営の依頼講演をさせていただきました時に奥様がたいそう熱心にメモを取ってくださっていて、その次に東京、日本橋でこれまた経営の依頼講演をさせていただきました時にこのひろふみさんが僕の講演をこれまた熱心に聞いてくださっていたのが出会いでした。
金魚とか死ぬんじゃないかっていうくらいの目力がチャームポイントのこちらの先生なんですが、とにかく真面目で紳士、そしてぶっ壊れています。
そんなひろふみ先生と僕がいつも親しくさせていただいている中医学の先生たちがぜひ会ってみたい!というご要望をいただきまして、流山からおいでいただくのも申し訳ないなあと思いつつ「東京で飲むけど来ません?」と声をかけたところ「はい!」と二つ返事でご快諾いただき、ある夜に4人で新宿でお酒を飲むことになりました。
飲み会の当日、何となく頭に浮かんだので「新宿まで仮面付けて来てくださいね〜」とひろふみ先生にlineを送りました。
理由?そんなもんあるか。
僕はパッションだけで生きているのでこんなline送られてきたらさぞや困り果ててしまうだろうな、と思いつつ送信の指を止めることができませんでした。するとこんなお返事が。
「仮面はマスカレード系ですかね?」
なかなか気の利いたお返しが返ってきたのでさすがだなあ〜と微笑みながら会場へ。
先に集まっていた2名の友人先生と少し迷って遅れてくるというひろふみ先生を待ちつつ先に乾杯、スタート。
ほどなくして
「すいません〜!いやあすっかり迷っちゃってーーー!!」
「ああ、ひろふみ先生!こっちですよ、お疲れ様ですーーー!!」
「ちょちょちょ、マジでつけてきたんですか?!」
「え?だって先生のご指示じゃないですか〜それは付けてきますよ」
純真かつすげえ目力で僕をキラキラ見られるとガチで心に突き刺さるんですけど。
これで新宿駅から迷いながら歩いてきたことを思うとなんか恐ろしい罪悪感に襲われます。
「あ・・いや・・なんかすいません・・」
「あ〜やっぱり先生方はお忙しいから仮面間に合わなかったんですね!お疲れ様です!これ、もし良かったら」
全員分出てきました。
しかも全員デザインが違います。無駄なこだわりが半端ぢゃありません。
「え・・全員分・・作ってきてくれたんですか?」
「だって皆でお写真撮りたいじゃないですか!せっかくのマスカレードパーティーなのに!」
おかしな仮面を付けたまま全く邪のカケラもないような顔でとんでもない要求をしてきました。
瞬間的に大ジョッキで殴打したくなる衝動に駆られましたがなんとか踏みとどまります。
結局
「はーい!じゃあ皆さん笑って下さい!よくおにあいですよー!」
天真爛漫に仮面をつけたままアラフォー3人の僕らの写真を居酒屋内でニコニコ笑いながら撮りまくってくれたひろふみ先生の恐ろしさを骨の髄まで味わった僕らでした。
ひろふみ先生との今後の絡みに是非ご期待ください。