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猫カフェゲリラ

2019年3月30日 16:29(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

今日来局されたお客様に「先生がこんなブログ書いているとか全く想像つかなかったです、別人が書いているのかと思いました」とお言葉を頂戴いたしました。

極めてリアクションしにくいコメントをありがとうございます。

最大級の褒め言葉として受け取っておきたいと思います。

まあそれはいいとして、皆さん知ってますか

neko_cafe.png


猫カフェ。

基本的にはお金を払って猫と戯れるというスペースの総称なんですけどね。

僕は基本的に娘と二人で「保護猫カフェ」というところに行きます。
そうしますとそこで支払ったお金が保護猫さん達の生活費になるので現時点で猫を飼えない境遇の僕でも少しは保護活動に協力できる上に自分も猫さんに触れ合えるということで一石二鳥なんです。

ただ、先日、ちょっと出先で人と待ち合わせをする機会がありまして、目的地に1時間弱くらい早く到着してしまって少々疲れもあったものでそこいらのカフェでお茶でも飲もうかと思っていた時があったんですね。そしたらですね目にこんな文字が打ち込まれたんですよ。

「猫カフェ」

町中にもありました、猫カフェが。
ただ、どうもそこは保護猫カフェではなく、いわゆる通常の猫カフェであるようです。
自分の中では保護猫さんにお金を落としたいという信念があったのですが、この疲れた体と心に猫さんの癒やしが欲しい、という気持ちがどうしても抑えられず、「ごめん、いや、そういうんじゃなくて、ちょっと中にはいるだけなんで」と出張中に夜の街に繰り出すサラリーマンみたいな言い訳をしながら気がついたら猫カフェの前に立っていました。

入口付近から既にニャーニャーと猫の声がしていますのでフラフラと中へ。

「いらっしゃいませ〜♪」

若い女性の店員さんが出てきます。

「ええと、本日はおひとりさまですか?」

この時にふと気づいたのですが40過ぎのおっさんがピンクに装飾された猫カフェに独りで現れるとかある意味サイコパス

猫と戯れたい一心で何も考えずに来てしまいましたがやっちまった感いっぱいです。

「あ、はい、すいません いいですか?」

「もちろんですー!システムのご説明は必要ですか?」

「滞在時間でお金をお支払いすればいいんですよね?」

「あ、はーい!おおむねそのとおりです!30分で◯◯円になりまして、そこからは10分単位で◯◯円の延長料金がかかります!」

言葉だけ書いてると完全に水商売の店に迷い込んだオヤジみたいな感じになってます。僕が戯れたいのはあくまでも人間ではなく猫ですが帰りに50万円くらい請求されて「な、なんだよこれ!猫2匹さわっただけだぞ!」と文句を言ったら奥からサングラスかけた海坊主みたいな奴が出てきて袋叩きにされるイメージが一瞬脳内を駆け巡りました。

そんな妄想に囚われながら説明を受けた後に「ドアの開閉はお気をつけ下さい、猫ちゃんが逃げてしまいますので〜」と注意を受けつつ猫カフェの中へ。

ほほう・・

10匹ほどの様々な種別の猫さんが20畳位の広さの部屋の中で思い思いに過ごしています。
お客さんはカップルが1組と親娘が1組、女性3人組の7名が中にいました。

中に入った時に皆、一瞬僕のことを見ますが即座に全員一斉に視線を逸します。
ほほう麻呂はそういう立ち位置でおじゃるか。

もう開き直るしかありません。ちょっと涙目で戯れるべき猫さんを物色します。

ん?

ふと気づいたんですがこの猫カフェの猫さん、赤、青、黄色の首輪をしています。
壁を見ると注意書きが。

青色の首輪 甘えん坊さん。抱っこも大好き!

黄色の首輪 気分屋さんです。抱っこできるときもあります

赤色の首輪 触られるのが苦手!抱っこNG!


なるほど、猫さんの性格を首輪の色で分けてくれているわけなんですね。
危うく赤色の猫さんに手を出すところでした。ふふふ、危ない危ない。

でもね、みんなにここで一つ聞きたいんですよね。

部屋に入ってから僕を半狂乱で威嚇し続けている青色の首輪の猫さんをどう解釈すればいいですか?
ずーっとシャー!って言ってます。


壁にかかっている猫さんの紹介板を見たら「◯◯ちゃん このカフェのアイドル!誰にでもすっごく優しくて甘えん坊。近づくだけでゴロゴロ喉を鳴らしてスリスリしてくれるのでみんなメロメロにされちゃう一番人気の猫ちゃんです」って紹介されていますがメロメロどころかメタメタにする気マンマンですけど?

青色の首輪でこのレベルだと赤色の首輪の猫ちゃんとか近づいただけで喉笛噛みちぎりに来る可能性MAXなんですけどどうしたらいいですか。

マタタビ全身にこすりつけて生魚くわえて仰向けに横たわってればいいですか?
世論はそんな僕を支持してくれますか?

結局30分の滞在中、ずっと一番人気の甘えん坊猫さんに威嚇され続け、カフェ内においてあったもう何度も読んで記憶しているくらいのキングダムを読んで涙目のまま出てきました。