お値段異常
2019年4月27日 14:47(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記
昔はちょっと気を抜くと一ヶ月くらい無更新のまま時間が過ぎて死亡説とか流れかねませんでしたがSNSで毎日呟いている昨今は死亡説は流れないという喜び。
今日からGWですね。
皆さんどんな大型連休をお過ごしでしょうか。
私はと言えばオンラインサロンがおかげさまで大盛況でして、サロンで皆さんにお届けする動画を撮影するための部屋を借りました。
ここから更にクオリティの高い動画を配信していきますのでどうかご期待下さい!!(大量のマンガやゲーム機をいそいそと運び込みながら)
まあそれはいいんですけど要するに「空っぽの部屋」を借りたんですよね。基地みたいでワクワクします。
ちょっと今風の「コンクリート壁の部屋」っていうのがあったんでこれはオシャレ!ということで借りてみたんですけどね。
自分の中ではこんな感じの部屋にしたかったんですよね。
おっほうシャレオツ!!
こんな部屋から優雅に動画配信とか最高じゃないですか!コンクリート壁最高!!
と、いうことでノリノリのまま速攻で部屋契約して電気も通じていないまっさらの部屋に喜び勇んで飛び込んで写メでパシャリ!
あれ 牢屋?
先程のシャレオツ写真とのあまりの差異に愕然として持っていたオシャレ本「コンクリート壁の全て」を窓から投げ捨てましたが気を取り直して「おおそうだ、これは家具がないからだ」と思うことにして、その翌日の休みの日に家具屋にダッシュで向かいました。
家具屋にて様々なオシャレな家具を発見し、その都度「ウヒョウ!」「シャッ シャレオツじゃねえか!」と声を上げておりますと気がつけば周囲に誰もいなくなっていましたがむしろじっくり見られて最高。
1時間ほどかけて天井照明器具、デスク、パーソナルチェア、棚など自分の中でのパッションを感じたものをセレクトしました。
うん、なんかもう最高に楽しい。
それぞれの家具に付いた「このタグを店員にお渡しください」と書かれたタグを手に「家具相談デスク」と書かれた家具店の中央にあるデスクに向かいます。やはり引っ越しなどの多い春の時期のせいなのかかなり混雑しています。これはちょっと待ちそうで嫌だなあ・・・
どうしたものかなあと思っていると1人の50代くらいの中年女性の店員さんが僕に近づいてきました。
「あ、すいません、ええとこの家具が欲しいのですg「そっ そこに 書っ 書っ 書書書っくくくk」
いきなりブッ込んできました。
「かく?」
「書っ 書っ 書くくっかかっくあ」
血走った目で僕を見ながら何か一心に指さしている方をみると「順番にお呼びしますのでお名前をお書きください」と書かれたプラカードが置いてあります。どうやらこれに名前を書け、ということを言いたかったようです。よく見たら胸に「研修生」と書かれています。
「あ、ここに書くんですね」
「はっ、ははいっ!書く!」
大丈夫かこの店?という不安感に包まれてはいましたがまあ対応している方々は問題なくハキハキとやっておられますのでとりあえず名前を書いて椅子に座って待つことに。
・・2分位待ったでしょうか。
「すっ すみみみみみみみみみみません!」
声をかけられ振り返ると先程の店員さんがもじもじしながら僕を見ていました。
「あ、先程はどうも」
「も、もしよろしければああああああああ おまたせしてますので私が応対をさせさせさせていただく!」
「結構です」と口から9割位こぼれ落ちましたが「研修生さん」の心にダメージをむざむざ与えるのも忍びないので「あ、じゃあお願いします・・」とブルブル震える手で促されながら相談席につきます。もちろん良い予感なんて1ミクロンもしません。
「ええとですね、このタグの家具をほしいんですけど」
「ちょちょちょちょちょちょちょちょチョット待って!!!」
緊張のあまりちょいちょいタメ語をブッ込んできます。
僕の手からタグを奪い取ると充血した目のままものすごい勢いで手に持っていた専用のタブレットを操作し始めます。
指圧で液晶がブチ割れそうな勢いです。
「RGの・・1・・・5・・・7・・・3・・8・・・」
口に出しなながら必死にタグの番号を入力してくれています。
正直言うと通販ページから買えばよかったとこの時点で死ぬほど後悔していますが先に立たず。
「・・・9・・3・・・2・・・4!これで!」
メメタァと擬音が聞こえてきそうな気合で入力を終えたような彼女。思わず「やりましたね!」と声をかけてしまいます。
しかし次の瞬間
「ええっ!?!?なんで!??!なんで入らないの!?!?ちょっとおおおおおおおおおお!!!」
次の瞬間髪を振り乱しながら悶絶始める彼女。
なぜか血走った目で僕を見てきます。
なぜだろう何もしてないし僕はむしろ被害者なのに物凄い犯罪者扱いなのは。
「あ、あの、もういいですよ僕」
「だめ!もうちょっとですから!」
興奮なのか怒りなのかよくわかりませんがどもりが無くなりました。
「なんなのよ!!」と客を目の前にして声を出して怒りをぶち撒けながらながらもう一度メメタァ メメタァ と入力を再開します。
「・・・2・・・・4!!どう!?」
メメタァ!!!
「やった!お客様!」
満面の笑みで僕に笑いかけてきます。うん速く残りもやれよこの野郎(^^)
4つのタグを入力するだけで14分くらいかかって何とか入力完了。
僕も諦めてツイートしながら待つことにしました。
「つ・・つぎ・・次は住所っ 入力っ!」
マニュアルを見ながら必死に僕の仕事先の住所を入力してくれています。
「1の30の・・1・・・ああできたあっ!!」
今度は間違えずにできた!と満面の笑みで僕に笑いかけてきます。地味にイライラします。
「ご、ごっくん、ご確認ください!!」
そう言いながら僕に出された住所を確認します。
よし!郵便番号が正しくは252から始まるんですが552になっていますね確実にこの神奈川から大阪に荷物弾け飛びます。
その他番地も存在しない番号になっていたり杉山卓也が椙山拓哉になっていたりと文明の利器に弄ばれまくったこの研修生さんにはどうかペンとメモを渡してあげてほしいと思います。
※部屋は後日公開します。