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目標と目的を混同してはいけない小児の健康

2014年8月28日 11:53西洋薬の怖さ

当店には毎日多くの小児相談が寄せられています。

その中で感じるのが「目標」がかすんでしまっている、ということ。
これは一体どういう事なのかと言えば例えば先日お出でになったある5歳の男の子のお話です。

小さい時から体が弱く、風邪をひく、中耳炎になる、蓄膿になる、こうした症状が出るたびに小児科に通っていたそうです。最初の頃は高熱が出た、酷い咳が止まらない、中耳炎の痛みを酷く訴えていた、というお聞きしてもそれは致し方ないという内容での受診だったのですが、それがいつしか鼻水が出る、くしゃみをする、咳をし始める、微熱が出る・・・と言った些細な症状でも小児科や耳鼻科に通う事が日課になっていったそうです。

当店にお出でになる親御様の実に80%以上がこのように申されます。
「いつになっても風邪が治らなくなって・・」と。

まず結論から申し上げますと、それは治らないのではなく「治さないように努力している」のです。ご自身のお子様の健康を害するように努力されている・・こういう風に申し上げると多くの方が「????」と怪訝な顔をされます。しかし事実です。

先日、当健康ブログで「精神病は化学薬品で悪化する」というテーマで書かせていただき、大きな反響をいただきましたが、これはこうした小児の方にも同じように当てはまります。

なぜかと言えば小児科や耳鼻科で使われる抗生物質や感冒薬(風邪薬)のほとんどは「目的のための薬」であった「目標を成し遂げるための薬」とは全くの別物であるからです。この意味、おわかりいただけますでしょうか。

私にとって寄せられる小児相談の全ての最終「目標」は「そのお子様を健康で元気にする」ことです。もちろんその過程の中で起こっている症状を楽にする、改善させるという「目的」が存在しますが、漢方薬や自然薬はあくまでもこの「目標を成し遂げるための薬」であり、ただ単に症状を楽にする、というものではありません。小児科や耳鼻科のお薬はあくまでも「症状を緩和させる」という「目的のための薬」であり、「お子さんを健康で元気にする」ためのものではありません。でも飲み続けていればいつか元気になるでしょ?と言われても私にはイエスとお答えする事が出来ません。なぜなら化学物質を長く飲み続けると言う事は「健康になる為の努力」をしなくなってしまう事につながる可能性を秘めているからです。

いつまでも抗生物質を飲まされているお子さんの体の中の有益な腸内細菌は抗生物質により傷めつけられ、その本来の免疫機能を失います。それはすなわち「薬を飲み続ける事で余計に風邪をひきやすい体を作っている」事そのものになるからです。

生命の危機のある状態での解熱薬や抗生物質の有効性は今更言う間でもありませんが、ズバリ申し上げまして現在小児部門で本当に必要で抗生物質が使われているケースが一体どれほどあるでしょうか。まして短期間ならともかく、数ヶ月・中には数年感に及ぶ抗生物質の服用を何の疑問も持たずに飲み続けさせられているお子様もいらっしゃいます。これは私に言わせればもう治療ではありません(事実こうしたケースで症状が完治したケースを少なくとも私はほとんど知りません)。

可愛いお子様に用いる薬はあくまでも最終的な「目標」を見据えたものでなくてはいけません。しかし覚えておいて下さい。西洋学の歴史の大半(ウイルスの駆逐などは別として)はあくまでも未だに対症療法の歴史です。すなわち「起こっている症状の進行を遅らせる。あるいは緩和させる」だけのものです。もちろんその有用性がある事も多々ありますが、漫然と続ける事で逆に大きな健康リスクが起こる事も否定できません。

貴方の可愛いお子様に「目的だけの薬」を飲ませてはおられませんか?





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