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季節の変わり目に身体だけでなく「心の疲れ」にも優しい漢方薬を。

2008年4月23日 16:23月刊 漢方の旅

季節の変わり目に体調を崩す方は多いと思います。

急激な気温や気圧の変化が主な原因ですが、この時期は体だけでなく心にもお疲れが出るため自律神経症状も増えてきます。症状としては(めまいや頭痛を伴う)イライラ、不眠、不安感、情緒不安定などがありますが、これは漢方では「肝」(かん)という部位に負担がかかることで引き起こされると考えられています。

「肝」とは肝臓だけでなく感情の「かん」でもあり、情緒行動などを司るものとされ、自律神経をはじめとする心の病の漢方治療にはこの部位を改善させる方針がよくとられます。

漢方で心の病のケアができるの?と思われる方もおられるかもしれませんが漢方には心のケアに用いる良いお薬がたくさんあります。

最近では新薬の精神安定剤が手軽に手に入るため、指定量を大幅に超えた量の服用や、安定剤依存による問題が取りざたされることもありますが、漢方には基本的には依存性は無くだるさや眠気などの副作用も出ることはありません。

心の病のケアと同時に体に感じる不快な症状の改善も期待できます。ただし必ず服用される方の症状に合ったお薬を選ぶ必要がありますので自己診断による安易な服用は絶対にやめましょう。

体と心に優しく響く漢方の効果を試したいという方はご相談下さい。

余談ですが「季節の変わり目は物騒だから」と「女性の護身術」なる本を片手に本屋で人体の急所を熟読するうちの妻が私には何より物騒です。