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独国よりの使者

2008年12月22日 16:58(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

昨日 仕事でドイツに長期で行っていた私の軽音部時代の後輩が凱旋帰国するというので品川まで出かけてまいりました。

製薬メーカーの研究でドイツに!という聞くからに仕事のできそうなお話ですがこれがまた悔しいことに神が二物を与えてしまった非常に好青年でして、そのイケメンぶりと仕事のスキルの高さから抜擢されてドイツへと旅立っていったのが約半年前、労働時間超過に国として強い規制のあるドイツらしく年末に31連休というわけのわからない長期休暇をもらって帰ってきました。

とはいえ集まってしまえばただのバンドの元メンバー、ということで休日の15時半から延々と居酒屋でドイツの土産話を聞いておりました。

最初こそ「ドイツの暮らしには慣れたか?」だの「ドイツの食生活はどう?」「コンビニとかあるの?」など非常に当たり障りのない会話をしておりましたが、15時半スタートという出迎える居酒屋のド肝を抜く時間帯から飲んでいる我々です。次第にアルコールが血中に巡り始め、話がだんだんと支離滅裂になってまいります。

「ドイツ語を話せるようになったの?」という誰かの質問に「いやーなにげにドイツ語は全然わかりません、英語だけで済ませちゃうんで」という答えを返したところから話は始まり・・

「そんなことないだろう?ドイツ語何か話してみてよ」
「いや、本当にわからないんですよ全然、むしろみんなの方が知ってるくらいかも」
「そんなバカな!俺らなんて全く知らないよドイツの人の名前とかすら出てこない」
「いやーそれはないでしょー」
「ほんとだよ!俺らなんて感覚だよ感覚、ドイツといえばシュタイナーみたいな!」
「なんだよシュタイナーって笑」
「いや、なんかドイツっぽくない?語尾にシュタイナーとか付けておけばドイツ語っぽくなるみたいな!」

アルコールが脳に回り始めたせいで全くドイツっぽくない上にオリバー・カーンが聞いたらビール瓶で殴りかかってきそうな会話が飛び出し始めます。

そして誰かが叫んだとどめの一言
「じゃあ日本語にシュタイナーを付けてドイツ語っぽくしてみよう!」

フランクフルトソーセージで往復ビンタ確定です。

この後 「どうもすいませんでシュタイナー」を皮切りに様々な日本語にシュタイナーを付けてドイツ語らしくしていこうトークが延々1時間続きましたが「渡る世間はシュタイナー」あたりから徐々にアルコールが抜け始め、最後に誰かが言った「チャゲ&シュタイナー」を聞く皆の目は死んだ魚のようでした。

帰り際にドイツ帰りが「半年振りにあったのにまったくそんな気がしませんでした、楽しかったです」と聞き様によっては悪口なんじゃないかと思うような台詞を吐いたのが印象的でした。

そうだ、ドイツ行こう。

タクヤ先生、いつもブログを楽しく拝見させて頂いております。
日本語に「シュタイナー」をつけるなんて所は、大笑いしながら読んでしまいました。

ドイツは私も何回か行きましたが、やっぱりビールとソーセージ&ザワークラウトがとっても美味しかった記憶が…
プロテスタントの国なので、教会が超シンプルで逆に厳かな雰囲気があって、きれいだななんてことも思い出しちゃいました。
是非奥様と一緒に行ってみて下さい。

ちなみに、「シュタイナー」はドイツ人の典型的な名字です。
日本でいうと「鈴木」さんとか「田中」さんとか、アメリカ人でいうと、「スミス」さんですね。
でも、最もドイツっぽい言葉ですよね(笑)
わかる気がします♪

>ジョンストンさん

いつもコメントありがとうございます。
ここ数回店においでいただけた時になぜかお会いできずにまったく残念でなりません。次回こそはお会いできることを楽しみにしております。

シュタイナーが名字だったとは!

と、いうかそれすらしらない自らの知識の無さに愕然としました。ドイツ旅行は素晴らしく甘美な響きではありますがその前にすこしドイツの知識をつける必要がありそうでシュタイナー。