幼少の頃、おばあちゃん子だったせいか私は個人的に洋菓子より和菓子が好きです。

特にモナカや羊羹(ようかん)、ぜんざいなど、あんこの和菓子が好みでしてお茶請けには欠かせません。

そんな私ですが、先日も某漢方の勉強会に出席した時、休憩時に白玉ぜんざいが主催側から振舞われました。疲れた脳を糖分でリフレッシュしてください、とのこと。なかなか粋な計らいをしてくださいます。

お皿にキレイに盛られた白玉ぜんざいは私からすれば白黒の真珠のように魅力的なもの。

あえて表現させていただけば「むぅ！味の金銀パールプレゼントやぁ！！(彦麻呂)」と言うところでしょうか。そうですねオヤジギャグはこうやって少しずつ私の体内に侵食していくわけです。

それはさておき嬉しいこの休憩時のプレゼント。

参加者は10数名と言う少人数ということもあって皆　和気藹々とスプーンを手にぜんざいをつまみながらしばしの談笑を始めます。

しかし個人的に気をつけないといけないのはそそっかしい自分です。今日はまっさらな白いワイシャツで参加していますのであんこの一粒でも落とそうものなら非常に目立ってしまいます。
いつも以上に細心の注意を払って食べなくてはいけま「タクヤ先生　この後少々講義していただいてもよろしいですか？」「はーーい！(ボトッ)了解しました！」

ワイシャツの胸元にゴルフボール大の小倉あんが叩き落ちました。

なんてことだああああああああああああああああああ！！！！！たった今あれだけ誓ったばかりなのに！誓ったばかりなの・・・に・・・

慌ててあんこを掬い取りましたが胸元には大輪のバラのごとく漆黒の小倉あんが。男性の色気もスタイリッシュさも限りなくゼロです。しかもこの後すぐに私が参加者の前で教鞭を振るうという最悪のタイミング。

何とかごまかそうとこっそり濡らした布巾でふき取りを試みましたが結果ゴルフボール大だった染みがソフトボール大に肥大するメイクミラクルな展開に。

もはやタペストリー模様としてごまかすしかない　あははそんなの無理ー　と一人二役で混乱して白玉を意味不明にかき混ぜていたところ「タクヤ先生　それではそろそろお願いします」　はい、お呼びキターーーーーー！！

スーツの上着で隠そうとしてもピンポイントで露出する神のイタズラ。もはや隠すことは不可能です。打開策・・・打開策をおおおおお。

「それではタクヤ先生、生理痛についてお話をお願いいたします！」
「はい、皆さんではまずこの染みを注目してください。まっさらな白い部分に黒い染み。これが正常な身体に存在する生理の原因という風にイメージしてください　はいできませんね。ぜんざいこぼしました」

結局ごまかす事を2秒であきらめ　ぜんざいをこぼしたことをカミングアウトしました。桜の枝を折ったワシントンの心境でしたが往生際の悪さで我ながら大成できない臭いがプンプンしました。

誰か染み消しの秘策をご存知でしたら教えてくださいませ。