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錯乱した作詞

2009年3月21日 10:18(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

えー 不肖な私ですが バンド活動もやっておりまして。

バンドメンバーも大学時代からのド腐れ縁というやつで気が付けば皆30前後と言う年齢。

特にプロ志向と言うわけでもなくかといってスタジオで細々と練習しているだけというのもいかがなものかと言うスタンスでして今まで好き勝手に様々なバンドのコピーなどしてたまにライブなどもやっておりました。

ですがここのところのバンドの復活ブームにあてられまして(特に私の大好きなバンドであるユニコーンの復活が大きい)、先日 「そろそろオリジナルでもやってみようか」という話になりました。

30過ぎたオッサン達が寄り集まってそろそろもなにもないのですが、足腰が立つうちに何か残そうという悲壮な決意のもと、いよいよオリジナル曲の作成に取り掛かることと相成りました。

私のパートはメインボーカルとサイドギターなもので作曲はもっぱら他の楽器陣に丸投げすることにして自分はできた曲を悠々自適に歌えばいいやと思っておりましたところ、あることに気が付いてしまいました。


歌う歌詞がありません。

なんということでしょう!歌うべき歌を自分で作る必要があるじゃないですか!


しかも気が付けば「作曲を丸投げしたんだからおまえが歌詞作れ」という圧力がかかっています!ヤダ何この居心地の悪さ!

歌詞なんて書いたことありません。


いや正確に言うと学生時代に好きな女の子に詩を書いて(完全に狂ってました)人生で経験したことの無いレベルでドン引きされたトラウマから二度と詩の類は書かないことに決めていました。

もうこの際歌詞全部ボエーにしてやろうかと思いましたがよく考えれば恥かくのは歌う自分じゃないですか。なんてことでしょう!

しかし自分で書いた詩を自分で歌うなんて!そんなに自分アピールなんてできませんって!全裸で歌うのとなんら変わらないじゃないですか!うああああああああ。助けてええええ!

しかし音合わせの期日は着々と近づいてきています。時間は止められないんです!
もうこうなったら仕方ありません開き直ってやるしかありません!

自分のデスクに座っておもむろにペンを取ります。
思い浮かぶままにまずは曲名を頭に浮かべノートに書きなぐります!
うりゃあ!!!

曲名:「ペンネ」  


なぜパスタなんだあああああああああああああああああああああああ(悶絶)

あまりの自分のセンスの無さに机から反動をつけて転がり落ちてビクンビクンと痙攣してみますが何の解決にもなりません。ダメです・・・私には書けません・・・

インスピレーションで浮かんできた曲名が「ペンネ」。詩の内容は自分自身がアルデンテ(芯の通った男)になりたいという世紀末にもほどがある内容。ボエーのほうがいくらかマシな気すらします。

この勢いでラブバラードとか作った日には歌った瞬間にライブハウスが倒壊するというドリフもビックリの展開すら妄想してしまいます。

さて数日後に控えた第一回の音合わせですがそもそも音が合わせられるのか心から懸念しております。


さし当たっては当日は高音と低音のボエーでやり過ごす所存でおります。

ジャイアン万歳!
私も中学とか高校の、思春期とかいう人生で一番とち狂う時代にポエムってました。
周りの友達も私と共にとち狂っていたのですが、
中でも一番勘違いしている友達は
『お前がシャワーを浴びる音』『缶ビールを一気に飲み干す』とか、
まだ何も知らない高1の小娘が何を書いてるんだって周囲はドン引きの嵐。
だってその子が一番その手の経験に程遠い子だったもの。
でも、最終的には私たちの誰よりも早く結婚して3人の子宝に恵まれ、
そこそこ男遊びも楽しむという、誰もが納得しがたい未来になりました。

高校一年生でその詞はすばらしいですね、妄想ここに極まれり!・・・であってほしいと思いますが。

人の未来ほどわからないものはないですよね。

私も中学3年生までは肥満児だったもので「彼女ができた」と喜ぶ友人の咽元に何度三角定規を突きつけようかと悩んだ記憶が蘇ります。結婚できてよかったーーーーーーーーーーーっ!(織田裕二)