天然崩壊アンプリファー
2009年7月30日 17:45(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記
私の仲の良い友人に藤本君(仮名)という男がいるのですが。
彼は日ごろからかなり強めの天然パーマの自分のくせっ毛に対して事あるごとに「髪質が硬くてイヤだ」と本当にイヤそうな顔で発言するのですが、友人付き合いを始めてかれこれ5年が過ぎた今までに私の記憶では髪型や髪質に手をつけたことは一度たりともありません。
彼なりにポリシーがあるのだろうな、と思っていたのですが、そんな彼がつい先日薬局にやってきまして、「決めた、髪形を変える」と宣言してきまして。
プライベートで何かあったようなことを匂わしておりましたのでこれは好きな異性の方でもできたのでは、と個人的に少々ワクワクしてしまいまして。
「いいね、じゃあイメージチェンジして印象をガラッと変えてみたらいいんじゃないかな」となんとなく彼の勢いに乗って彼の背中を押してみました。
私の言葉にいくばくかの効果があったのか「ありがとう、踏ん切りがついた!」とかなりハイなテンションでそれだけ言い残してスキップしかねんばかりの勢いで美容院に出かけていく藤本君。
フンワリサラサラのストレートへヤーに憧れていたようですし、もともと整った顔立ちの男なのでサラサラストレートヘヤーになればかなり異性にもモテてしまうのではないでしょうか。
そんな期待感を胸に待つこと数時間。
「ただいま!見てくれこのフンワリ具合!」
フンワリフワフワのアフロヘアーになって帰ってきました。(後半へ続く)