先日はハロウィンでしたね。

お子様がおられるご家族をはじめ、ハロウィンの仮装やパーティーを楽しんだ方も多かったのではと思います。

私はといえば子供のために無理やり３昼夜不眠不休で巨大なカボチャ(推定３メートル)をハロウィン風にくりぬいて死にそうになりながら自分でくりぬいたカボチャの目のところから弱弱しく「トリック　オア　トゥリート？」と言った途端に失神するというキテレツ大百科みたいな夢を見ましたが現実世界ではいたって普通に地元のハロウィン祭りに仮装した娘を連れて行く程度に楽しく過ごしました。

この時期、毎年恒例になっているのですが、私が毎週通っております英会話教室のジュニアクラスの子供達がハロウィンの仮装をして練り歩くことになっているのです。そして受け入れ先の一つが何を隠そう私の薬局になっているというわけで。

英会話に通い始めてからこれで三度目のハロウィンになりますが、毎年驚くほど凝った仮装をした子供達が次々に薬局にやってきては「トリック　オア　トゥリート(おかしをください　さもないといたずらしちゃうぞ)」とかわいらしくお菓子を要求してきますので簡単な英語で答えつつ用意されているお菓子を渡していきます。

回ってくる時間はといえばだいたい夕方の１６～１８時、数回に分けてやって来ます。当日、まずは１６時、１７時と各７～８人程度の子供達に問題なくお菓子を配ってきます。

そして最後の予定時刻の１８時直前・・
健康相談のお客様が立て続けに来局されました。

私と大先生でそれぞれお客様に応対させていただき、私のお客様には店内の入り口を背に店の入り口付近の相談場所に腰掛けていただいておりました。

お客様とのご相談にはついつい集中してしまいますので時間をすっかり忘れて話をさせていただいておりました。

私「そうでしたか、それはお辛い思いをされてこられましたね」

お客様「そうなんです・・もうちょっと早く対処しておけばと・・」

私「なるほど・・わかりましたそうしましたら・・」

お薬をご用意しようとふと入り口に視線をやった上げたところ・・・

！！！！

入り口の窓から色とりどりのオバケ達が思いっきり店内を覗きこんでおりました。

「げっ！」

思わず声を漏らした私に怪訝そうな顔をしながら私の視線を追い後ろを振り返るお客様

「あ、お客様　振り返らないほうｇ「イヤアアアアアアアアアアアアアア！！」

事情を知らないお客様にはまさに驚天動地の出来事だったことでしょう。薬局に来て相談していたら後ろから得体のしれないバケモノに覗かれていたとか展開がシュールすぎます。

しかも外からは「トリッ・・・オ・・・・ト・・・－ト・・」という囁きとも呻き声ともつかない声が。

子供達同士で小さな声で「トリック　オア　トゥリート」の発音の練習をしているだけなのでしょうが力いっぱい無駄に恐怖を煽る結果に。

「ど・・ど・・ど・・・ど？」

いまだ状況を説明していないために驚きから立ち直っていないお客様。

これだけ驚いてくれれば「できるだけ可愛く」という主旨で仮装させたであろう子供達のお母さんも不本意ながら本望でしょう。

最終的にお客様にご説明した後にご相談が終わるのを待って店内に子供達を招き入れ、お待ちかねのお菓子をお渡ししましたが魔女やゴーストに混じってターミネーターがいた気がするのは多分錯覚だったと思います。

来年もお待ちしております♪