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かかりつけバンジージャンプ

2010年3月 5日 10:09(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

「情報は記憶に残り、表現は印象に残る」

私は薬剤師免許の他にもFP(ファイナンシャルプランナー)の資格も持っておりまして。

手元に毎月送られてくる「FPジャーナル」という会報誌を熟読するのが昼休みの楽しみの一つだったりまします。一行目の言葉はそこからの抜粋。

そんな折、今月号を呼んでいましたところ「話し言葉と書き言葉を使い分けよう」というコラムが載っておりました。「話し言葉」とは相手と相対しているときに身振りや手振りを加えて表現していく言葉であり、書き言葉とは相手と向かい合うことなく文章のみで意思を伝えるという言葉のこと、という定義がありました。

私もこのように恥ずかしながらいくつかの文章を皆さんにお届けしている身です。できれば文章構成能力や文章伝達能力を向上させたいという思いはいつでも持っておりますので興味深くこのコラムを読み進めることにしました。

そうしたところ、文章には「透明な文章」と「濁った文章」がある、という言葉が出てきました。
なかなか興味をそそられる言葉です。

透明な文章とは「伝わるべき内容のみが伝わり、表現は気にならない文章」である

濁った文章とは「思わずうなってしまうようなフレーズや」一度読んだだけでは理解できない文句などがあり、表現の仕方そのものに心が惹かれたり戸惑ったりするような文章」である。


このように定義されていました。


なるほど・・・。
つまり透明な文章によって伝えられた「情報」は記憶に残り、濁った文章によって伝えられた「表現」は印象に残る、ということなのでしょう。ふむふむ!物凄くよく分かりました。ではこのテンションだけで書いている印象に蚊ほども残らない文章は一体なんでしょう。テロですか?

ここであまり考えると気分が鬱になりそうなのであえてスルーすることにします。

コラムはこう続きます。

『いずれにせよ、はっきりしているのは何を目的とした文章か、読み手が何を求めているかをはっきりさせるか否かで名文にも駄文にもなりえるのでしょう』

ううむ・・まさに的を得た文章です。
しかしなぜでしょう誌面なのに面と向かって批判されている気になるのは。


『読み手に伝わる文章を書く基本、基礎となる効果的な方法を一つお教えしますと、日本文化に疎い外国人に日本の印象、文化をできるだけ簡潔な文章で紹介してみましょう』


なるほど・・これこそが明確な目的を持った文章と的確な表現を磨くための練習というわけですね。言葉のプロたちはまさに言葉を巧みに用いて日本を的確に表現してみせるのでしょう。「ワンピースが漫画誌上初の初版300万部突破!」とか頭に浮かべてる時点でアウトなわけです。何の紹介にもなってません。


濁りきったこんな世の中だからこんな文章もありだよと誰か優しくフォローしていただける日を夢見つつ駄文を書き連ねる今日この頃です。

何を仰るのやら。
タクヤ先生の書く文章は濁りきってますよ☆
褒めてないような気がするのは気のせいですよ、きっと。

褒められていないような気がするのもきっと気のせいでしょう。人間性まで濁っていかないように精進を重ねる毎日です。