ここのところ暑さのバランサーが完全に壊れたとしか思えない暑さが続いております。

夜もここのところまさに熱帯夜そのもの。
私の生活の知恵として、暑さでイライラして眠れない夜は羊を数えて寝ることにしております。

こんなふうに・・

羊が一匹

羊が二匹

羊が三匹

ええ、そうですねこんなもので寝れたら秋葉原は消滅しています。
全く眠れないので汗だくの体をなんとか引き起こし手元のリモコンへ手を伸ばします。

ええと・・暗くて見えないがスイッチは・・・これだ

ピッ

もああああああああああああああああああああああああああああああああ

エアコンから殺傷率１００％の毒ガスよりタチの悪い温風が出てきました。
どうやらボタンを間違えたようです。
ベッドの上で海老反り悶絶しながらなんとかボタンを押し直します。

えいっ！

スカッ　スカッ　スカッ

あ、あれ？あれ？

なんと言うことでしょう電池が切れました。

もあああああああああああああああああああああああ

うがあああああああああああああああああああああああああああああ

悶絶を通り越して死の恐怖を感じましたので慌てて外の部屋へと非難しようとします。

もあああああああああああああ・・・・

気を抜くと失いかける意識を何とか保ちつつ、すりあしで一歩ずつ前に進みますが超ド近眼の悲しさ。とにかく何も見えません。とりあえずメガネ！メガネがないと！

電池を入れてあるのは外の廊下に出て物置になっている戸棚の奥です。ほとんど視界のない今の私ではこの暗さの中でメガネ無しの状態はまさに盲目状態。

と、とにかくメガネ・・・メガネ・・・くそっ本当に気が遠くなってきました。
ええい！こんな時はテンポよく部屋の反対側のメガネ置き場まで3段飛びで・・・！いくぞ！せぇの・・ホップ・ステップ・ジャンバキョヤヤッ

何かの拍子で床に落ちたのであろうメガネを豪快に踏み潰しました。
全盛期のドリフでもなかなかお目にかかれない小気味良い粉砕っぷりです。

タラコ唇を作って「ダメだコリャ！」と叫びながら温熱地獄の暗がりの中で粉々になったメガネの上でひとしきり笑ってしまいます。そうですね、限界間近ですね。脳内ではいっそのこと鈍器で窓を叩き割ってトム・クルーズばりに外に飛び出そうかという破天荒なアイデアまで飛び出す始末。

さんざん悩んだ挙句、結論を言えば壁に手をつけながらとりあえず部屋から脱出したところ、45度の室内から33度の室内へと移動したため、非常にクールな気分になれましたので羊を数えながら寝ました。

翌朝消し忘れた暖房で家内が完全に温暖化し、キッチンで1週間強制労働させられることになるのですがそれはまた別のお話。