先日、祭日を合わせて連休をいただき、家族３人で伊東へと行ってまいりました。

まだ小さい娘のこともあり、あまり遠出はできないということで今回の伊東を目的地としたわけですが、去年まだ１歳の娘を連れてニュージーランドへ出かけた私のどの口が言うんだというご意見は華麗にスルーしつつ。

とにかく伊東です。

朝９時の出発で小田原→熱海→伊東という流れで路線を乗り継ぎ、２時間弱で現地に到着。伊豆にお住まいの妻のお父様に迎えに来て頂き、伊豆にある「ぐらんぱる公園」へと向かいました。

「ぐらんぱる公園」は「シャボテン公園」などと経営を同じくする伊豆では有名な公園。公園自体はとても古く、施設も都内のものとは比べるべくもありませんが、その広さとなんというかのどかさはまた違ういい雰囲気を醸し出しています。

さすがに平日ということもあり、園内は人もまばら。

それでも娘は広い公園にテンションも急上昇。アンパンマンの乗り物に飛び乗ります。微笑ましい気持ちで１００円の硬貨を乗り物に入れます。「さあ気をつけて乗るんだよ。楽しんでね＾＾」

アンパンマンの乗り物が動き始めました。

「ボく・・　あンパン・・まン・・・」

ぶっ壊れています。

正義のヒーローと言うよりは地獄の使者みたいなおどろおどろしい自己紹介が飛び出しました。かわいそうに娘が完全に動揺しております。

物凄く不安そうな視線を私に送ってくる娘に何ともリアクションのしようがない私。とりあえず乗り物自体はきちんと動いているので「ハンドルを動かして遊んでごらん」と優しく声をかけてみます。

おそるおそるハンドルを握る娘、「ゆルさないゾウ・・・・バイきンま・・ン」と乗物からまたおどろおどろしい音声が飛び出します。許さないのはこっちの台詞です。

もちろんこれらのバイオハザードがすべてではなく、レトロな汽車に乗ったり、変わり種自転車に乗ったり、大きな滑り台を滑ったり、懐かしのトランポリンでとび跳ねたり、楽しい時間を過ごしました。

後でお義父さんが撮ってくれた写真を見たらどう見ても７０年代の遊園地の親子にしか見えなかったり、私自身トランポリンで調子に乗ってジャンプしたら空中でバランスを崩して地面に３バウンドして叩きつけられて全身打撲したりしましたがこれもまたいい思い出になるでしょう。

宿は伊東にある「ウェルネスの森」というコンドミニアムタイプの温泉宿。素晴らしく広い部屋（１２０㎡くらい）はあまりの広さにベッドルームを放棄して和室に布団を敷いて眠るほど。料理も大変に美味しく、温泉の他にも泳げる広さのクアハウスやマッサージ施設に子供のためにうさぎやリスを飼っていたりといたれりつくせりの内容。

翌日は窓を開けた途端にブリザードが吹き込む素敵な陽気となってしまいましたが非常に楽しい一日を過ごしました。

唯一残念だったのは帰りに立ち寄った干物専門店で「この干物はやっぱり伊豆の魚なんでしょ？」と聞いたところ「いんや、それは長崎の対馬のアジだネ」と邪心のかけらもない顔で即答されたことくらいでしょうか。嘘でもいいからそこは伊豆って言っておいて。

また行こう。伊東。