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魔法の言葉で楽しい仲間がシュプレヒコール

2011年4月15日 10:05(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

ACのCMが埋め尽くしていた状況もようやく落ち着いてきましたが、まだまだ震災は収束どころか予断を許さない状況ではあります。

当店でも一部の漢方薬の供給が止まったり、地震や原発不安による健康被害のご相談が増えたりと影響が出てきておりますが、それなりに日常を取り戻しつつはあります。

そんな中でつい昨日のことですが、地元の駅に行った時のことです。

私の地元の駅では今現在、節電のためにエレベーターやエスカレーターが動いておりません。我々若い人間はむしろ健康的で良いと思いますが、お年寄りや足腰に不自由のある方には大変不便な事と思います。

そんなことを思いながら私が改札への階段をのぼりはじめた時、私の少し前をふうふう言いながら階段を上っているおばあさんの姿が目に入りました。

ちょっと大きめの荷物を持ったそのおばあさん、一段上るごとに大きく息をついてはまるで遥か山頂を見るようにしてまたゆっくりと足を進めています。

この時、私の脳内にACのCMが浮かびました。

『こころは見えないけれどこころづかいは見える』

・・・うん。明らかにここは「こころづかい」を見せる時です。


『あの、大丈夫ですか?よかったらお手伝いさせてください』
『ええ?いやいやそんな、悪いですよ』
『いえ、悪くなんてないです。素通りするほうが辛いので』
『・・・すいませんねえ。じゃあお言葉に甘えさせてください』
『ええ^^じゃあお荷物を』
『ありがとうございます、世の中もまだまだ捨てたものじゃないですねぇ』
『あははは 大げさですよ』

↑以上 壮大な妄想中


よし、イメージトレーニング完了。いくぞ!

「あの・・・大丈夫ですか?よかったらお手伝いさせてください」

(物凄い警戒心一杯の目で)「結構ですよ!!!!」(吐き捨てるように)

ぽぽぽぽーーーーーん!(さようなライオン)


予想だにしなかったまさかの展開です。「こころづかい」を示そうとしただけなのに通報されそうになっています。状況が1ミクロンも理解できません。

「年寄り扱いしないでください、ほんとに大丈夫ですから」
「あ・・いやでもこころ・・」
「もう結構!行ってください!!」


絶叫されました。

なるほど、アナキンスカイウォーカーが暗黒面に落ちた理由が何となく理解できました。

何とも言えない同情の視線のようなものを一身に浴びながら上るはずの階段を下り、立ち寄る必要のないファミレスになぜか一人で入り「この店で一番甘いものを」と注文し、うずたかく積み上げられたパフェを気がつけば一人でたいらげていました。


「日本は強い国!長い道のりかもしれんけど、みんなでやれば絶対乗り越えられる!」(トータス松本)


その第一歩を完全に拒否された私は海外に飛べばいいですか。

すごすぎる展開でしたね・・・。(@_@;)


関西人も、正直どうしたら良いのか・・・・
わからないんです。
本当に必要としてる方々に必要な物が、届いてない状況で・・・
原発が、おさまらない状況で・・・。


いちごパフェでしたか?(爆)

タクヤ先生の優しさは、Twitter の皆さんは、知っていますから。

原発、経済、東日本だけのお話じゃないですものね。

もちろん被災地の方のご苦労と比較できるようなものではありませんが、それでも我々も強い危機感を持って行かなくてはいけません。安寧と日々を暮らしているのではなく、自分の意見をどんどんと発して行かなくてはいけませんよね。

人にやさしく自分にきびしい人間になりたいのですがなかなか難しいものですね><