ただいまNZ語学留学中 その③
2011年7月27日 17:52(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記
さて、日本では毎日暑さと湿気に閉口しておられるかと思いますがこちらでは毎朝極寒の中で目が覚め、歯をカチカチ言わせながら顔を洗い、凍死一歩手前で家を出て、半袖の現地人(理解不能)どもと通学するという想像を絶する毎日を過ごしております。
漢方の観点からも体の構造がどうなっているのか本当に知りたいのです。誰か改造手術とかさせてくれないかと毎日思います。
さて、そんなわけで今日は私が滞在しているニュージーランドはオークランドの街やそこに住む人についてお話しようかなと思います。
まず、オークランドシティは人口400万人のニュージーランドの約4割近くが住む、ニュージランド第一の都市です。・・・といっても規模は日本の地方都市並みなんですが。
ただベイ(港)がすぐ近くにあり、数え切れないほどのヨットが並ぶさまは壮観。ほんの数十分車やフェリーに乗れば手つかずの自然に簡単に触れることができ、アウトドアスポーツも盛ん。
さらにゴルフ場の数も数え切れないほどあるだけでなく、2~3千円でプレイできるというゴルフ好きにはたまらない環境。
シティの中央には南半球で一番高い「スカイタワー」がそびえ立ち、様々な人種が混在しているなかなか面白い都市ではあります。
まあ悪いところもあげればきりがないんですが・・・
例えばほとんどの建物が非常に古く、設計も日本のビルなどと比べると怖いくらいに適当な印象をうけます。
よく他国で地震が起きると日本では考えられないくらい弱い地震でも家屋が全壊しまくっている映像を見ることがありますが、一体何であんなことになるのか日本にいる時は全く理解できませんでしたが、あら不思議、その答えが今この目の前に。
今では毎日地震がこないことを祈りながら勉強しております。
先日韓国で39階建ての高層ビルがエアロビクス教室の振動で倒壊した、というニュースを目にしましたが、私の通っているアカデミーはおそらくピンポンで倒壊すると思います。
あと壁に当然のように断熱材が入っていないのでこの真冬の季節に暖を取ることが不可能な状況です。むしろ外気より寒いかもしれません。この辺も理解できません。
あとは日本に入れば当たり前にあるものが当たり前にありません。
例えばトイレのウオシュレット。皆無です。
どんなに寒かろうと氷のような便座に座ることを余儀なくされます。
あとは初回にも書きましたが交通機関がものすごい適当です。
例えば先週の週末にシティに向かうための10時15分のバスに乗ろうと思い、10時10分にバス停の目の前でバスが通り過ぎていくというメイクミラクルに遭遇。
バスが遅れるのは聞いたことがありますが1時間に1本しか来ないバスが5分前に通り過ぎていくこの状況が未だに理解できません。
まあ交通機関に限らず全てにおいてものすごいアバウト。それがニュージーランド。
例えば和食と言えば「SUSHI」なんですがなぜか日本料理店には「SUSHI」の他に「カキフライ丼」や「味噌サーモン丼」、はてはカレーやたこ焼きなどがカオスに混在。これ絶対日本を誤解されるなと思いつつ先日食べに行きました。これって例えば日本でフレンチレストランと称してこういうの出してたら即効で潰れると思うんですが・・・なんというかおおらかなんですよね。結構流行ってたりします。
あとメインストリートである「Queen street」はまさに人種のるつぼ。
ちょっと目を閉じればイングリッシュ、コリアン、チャイニーズ、スパニッシュ、ポルトガル、アラビック・・・言語がものすごい数飛び交っています。
先日など「我愛你(ウォーアイニー)!!!」と叫びながらスパニッシュが全裸で全力疾走していきましたがなんというかいたるところでカオスが形成されています。
愛をさけぶところを完全に間違っています。世界の中心に行けばいいのに。
とは言うものの、住んでいる人はたいがいが友好的で親切、かつフランクですので住みやすいところではあると思います。
残り2ヶ月。
この奇妙で興味深い街にもう少し滞在してみようと思います。