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ただいまNZ語学留学中 その④

2011年8月21日 14:38(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

さて現在日本では毎日やれ39度だ40度だ熱中症だ節電だという状況かと思いますが、こちらニュージーランド、オークランドは50年ぶりの雪が降りました。半端じゃない寒さです。

ゆでダコになりそうだという日本の友人からのメールを防寒材どころかそもそも暖房すら存在しないニュージーランドの家屋で毛布にくるまって震えながら読んでいるのは一種異様な光景かもしれません。

こちらの人は気温が2度だろうが3度だろうが基本的にはTシャツ1枚ですので暖房なんてものを使用するという発想そのものがないのかもしれません。凍死したらどこに訴えればいいのか目下調査中です。

さてまあそれはさておき、NZレポートもちょっと気を抜いた隙に一箇月近く経過してしまっておりましたので急いで続きを書いているところです。こっちにいると早く書けと急かすスタッフもいないのでどうしても筆不精になりがちですが、これがニュージーランドなんだなと広い心で受け止めてください。

というわけで今回はニュージーランドの「食」について書いていこうと思います。

ご存知の方も多いかと思いますがニュージーランドは思いっきり農業立国です。収益の大部分を農業生産でまかなっております。そのせいで他国からの食材の輸入にはかなり厳しく(特に生肉などは恐ろしく厳しい)、基本的にはメイドインニュージーランドの食材が食卓の大半を占めます。

特にこちらの人は鳥肉を好む傾向にあり、事実ニュージーランドの鳥肉は日本と比べてもやわらかく、美味しいと思います。

移民国家でもありますので宗教上の問題で豚や牛が食べられない人も多いというのも理由の一つでしょうか。

よくこっちでは羊ばっかり食べているんだろう?と聞かれますがこちらに来て羊を食べたのは1回だけ。羊がポピュラーかと言われれば首をひねらざるをえません。

前述のとおりここは移民国家ですので、ニュージーランドの名物料理は何か?と聞かれても私には一言で説明できません。チャイニーズ、コリアン、ジャパニーズ、アラビック、ブリティッシュ、アメリカン・・様々な国家の料理が乱立しております。

ただ日本食はオーナーが日本人ではなくコリアンやチャイニーズの場合が多く、そういう店では正直食べたあとにヘコー!とバードマンばりにひっくり返りたくなるものもしばしば。そもそもこちらの人はなんで日本食といえば?と聞くとテリヤキチキン!と即答するのか未だに理解できません。

味の良い店もないわけではないのですが、ニュージランドの所得平均は決して高くないので、一部の高級レストランを覗くと割と安価で提供する店が多いため、総じて言うと味もまあそこそこ、といわざるを得ません。

日本のように味が悪ければ即効で潰れる・・というほどシビアでもなく、さりとて今まで一度もお客が入っているのを見たことがないのになぜか何年も続いている店も多く、このへんがニュージーランドの不思議なところです。

ちなみに今日大きなショッピングモールのフードコートで購入したSUSHIには力いっぱいズッキーニが巻かれていました。まあ言いたいことはわかるけどさ・・キュウリ巻きたかったんだよな。

あと量が多いのは特に安価なものに限っては間違いありません。コーヒーのラージサイズを頼むとガロン瓶みたいなのが出てきます。巨人でも住んでるんでしょうか。

脂っこいもの、甘いものはとにかく量が多いのでニュージーランドは世界第二位の肥満国だそうです。そらそうだろうな、となんの抵抗もなく受け入れてしまえます。ただ基本的にアジアンピープルはなぜかスリムです。

まあ私の同居人も今日映画を見ながら私の頭より大きそうなアイスクリームとパレードの飾り花みたいなポップコーンを食べながら「痩せたいんだよなあ」と呟いていました。戦争が起きたらまっ先に殺しに行こうと思います。

食の物価はそういう意味では安いと思われがちですが、家で料理をするならまあ日本よりは安く上がると思いますが、それこそ日本食を手に入れようかと思うとバカみたいに高いので高くつきます。

とりあえず私のホームステイ先はチャイニーズの方なので毎日の食事は野菜も多く、ヘルシーですのでそういう意味ではラッキーですね。

まあ何をするにも一種不思議な国です。ここは。