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ブロガーの苦悩

2012年5月28日 15:21(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

ちょっと前に書いたような気もするんですが

このタクヤブログは私の日常を書きなぐるだけの駄文ですが、ふと気が付けばいつの間にやら私の親戚一同から始まり、友人、親戚の友人、果ては最近では取り扱いのある漢方メーカーの人達まで目を通している状況に。

「疲れているときに読むと元気が出るんです」となぜかやつれはてた顔でメーカーさんに言われるとこの人30日後に死ぬんじゃないかとすら思います。とりあえず例外なくもっと実のある時間の使い方は吐いて捨てるほどあるはず、目を覚ませとお話させていただきます。

そもそも私自身このように文章を書くのは大好きなんですが、中学生の頃には自分で書いた小説を友人達に読ませたり、高校の時にはそれこそちょっと名のある文学小説の賞に応募してみたりと今思うと軽く舌を噛みちぎりたくなる行動を続けていたわけですが、そんな熱も大学に入る頃には大分冷めておりました。しかし大学を卒業し、大学院生になった頃にちょっとしたきっかけで再燃することになりまして。

私の場合、大学院では生化学教室でホルモンの遺伝子学についての研究をしていただんですが、その実験というのが大概、準備1時間で待ち5時間で結果検証に2分、という非常に効率の悪いものでしてこの待ち時間5時間というのが私の大学院での滞在時間のほぼ全てという状況でした。ちょっとした囚人より辛かったです。

まあこういう時は他の院生の実験を手伝ったり研究の文献を翻訳したりするのがお決まりなのですが、そんなアバンギャルドな行為に耐えられるほど私は真面目な学生ではありませんでしたので。要するに時間を持て余し気味の毎日を過ごしておりました。トムソーヤなら確実に旅立っているレベルです。

そんなある日、後輩から「タクヤ先輩、テキスト系サイトって知ってますか?」と声をかけられまして。

ご存知ない方がほとんどだと思いますが、テキスト系サイトっていうのは今で言うところのブログの走りみたいなものなんですが、何千何万というウェブサイトにそれぞれの管理人がそれぞれの思いのたけをテキストにして更新していくというのが電脳世界では当時流行っていました。

その中でもオリコンのようにランキングで一日何人の閲覧者が来たかということを競うサイトなども登場し、「面白い文章が書ければ一日何万人も読んでくれるようになりますよ」という荒唐無稽な後輩の一言を間に受けたわけではないのですが、気が付けば暇な待ち時間を見つけては自分の好きなことを好きなようにテキストに書きなぐるようになりました。要するに毎日ですね。

そんな私のテキストサイトも就職やテキスト系サイト自体の終息により少しずつ距離が離れ、いつしか自然消滅しておりました。

その名残がこのブログ、ということになるわけですが、いまだにこのブログを書いて店として得になることをなにひとつ発見することができませんがそれでも私はこのブログをとても大切にしております。いうなれば憩いの場、とでも申しましょうか。「王様の耳はロバの耳!」と叫ぶことのできる木の切り株とでも申しましょうか。こういう場所を今後も大切にしていきたいと思っております。

ひとつだけ切り株と違うのは叫んだ内容が全て公共に筒抜けということですけど。

懐かしいですよね。侍魂とかね。
ウェブアーカイブでかつてのタクヤ先生のサイトを探す旅に出ます。

こまちさん:その後、見つかりましたか?(笑)