先日電車に乗っておりましたところ、高校１年生くらいの女の子と男の子が「ことわざ」について意味の当てっこをしておりました。

少々微笑ましくなり、また最近の高校生の語学レベルはいかがなものだろうか、という興味もあり、ついつい二人の話に耳を傾けてみました。なんだかいつも車内で人様の話に耳を傾けているような表記が続きますが決して法に触れるレベルではありません。健全な３４歳です。

男の子「じゃあ次は俺から問題出すからね」

女の子「いいわよぉ！」

よく見ると男の子は「ことわざ百科」と書かれた豆本のようなものを手にもっています。なるほど、正解はきちんと中にあるということですね。

男の子「では・・『雨降って地固まる』」

女の子「！？」

・・割と簡単な問題だと思いましたが女の子の顔が自分の両親が本当の両親ではないことを知ったみたいな表情になりました。どんだけだ。

女の子「ちょ・・いきなりハイレベルすぎなくない！？」

ええ大丈夫、すぎなくないです。

男の子「へへへ　やりすぎちゃったかな？」

おい、待て。
なんだろうあのやってやった感たっぷりの顔は。この二人、どうやら本気のようです。

女の子「ひどいぃぃぃ・・でもここで当てちゃうのがあたしなんだから！驚かないでよね！」

もうすでに十二分に驚いているから大丈夫と隣に行って口走りたくなる衝動にかられます。

男の子「けっ！あれられるもんならあててみな！」

ふと気がつくと周囲の乗客の何割かが二人に残念な視線を送っています。すごくわかります、その気持ち。この乗客メンバーで飲みに行きたいくらいです。

女の子「んんんんんんんん・・じゃあ・・・よし！推理するからね！あたしの推理力なめないでよね！」

周囲の乗客が避難体制に入ります。よーしもうあれだ、飲みいこう！

女の子「ジカタマルってのがおそらく船よね・・・」

とんでもないことを口走り始めました。

女の子「雨が降る・・船の名前・・・つまりその行間を読めばいいってことよね・・昔の人って面倒くさいことするわねほんと・・」

読む必要のない行間を読んでいる君の方が面倒くさいって叫ばせてくれええええええええ！

女の子「キタコレ！神が降りたわ！」　福の神でないことだけは確かです。

男の子「お、マジかよ・・推測するだけでもすげえな」

女の子「ふふふ・・・一言で言い換えると『弱肉強食』ってことでしょ！！ズッキュううううううううううん！」

ちょっと乗客みんなでタヒチ行ってきます。