HOMEタクヤブログ>キャンプである

キャンプである

2012年9月21日 15:17(できる限り)毎日更新 乱れ書き日記

 明日から二泊三日で山梨は富士吉田へ家族でキャンプにいくことになった。

(余談ではあるが「にはくみっか」を変換すると「荷吐く見っか」となる私のPCはもはやパソコンの体をなしていない、潔く煙を吐いて自爆すればいいと思う)

 

正直言わせていただくと生粋のインドア志向の私にとって「キャンプ」なるものは限りなく心の進まないものである。

(私にとってみればボクシングもフットサルもインドアのカテゴリになることをご留意いただきたい)

 

「生粋のマゾヒスト」と褒められる私ではあるが、それでも好き好んで暑さ寒さに打ちひしがれながら着かない火を延々と苛立ちの中でこさえつつ昆虫どもの餌食になるというイベントに楽しみを見出すことがどうしてもできない。特にようやく暑さから改善されつつあることに安堵していた中で問い合わせを強いられてキャンプ場に気温を問いたときに「朝と夜は約10度前後ですね」と軽く言い放たれた時の絶望感といったらない。膝頭から崩れ落ちて「God・・!」と声を絞り出した。

 

思わずポジティブに借りたコテージに火炎瓶を投げつけながら「ヒャッハー!キャンプファイヤーだぜ!」と狂気乱舞する自らの姿を思い浮かべるもやはり気は進まない。半歩たりとも前に進まない。

それでも家人より家長としての勤めをはたせ、と「男のくせに」という女尊男卑のコメントを真っ向から叩きつけられると拒否することすなわち罪悪のように持って行かれてしまう。私に非がないのになぜ私が悪いような気がするのか。日本外交さながらである。

しかしさすがに私の家人もムチばかりではいけない、と思考を巡らせたようで「ぶどう狩りもあるヨ!」などという言葉で私の心を釣ろうとするがそんな矮小なぶどうごときで一成人男子の心を掌握できると思っているのか、と憎らしく思う。なめるのも大概にするがいい。

 

結局 巨峰狩り放題で折り合いをつけた。我ながら交渉上手と言わざるを得ない。

 

しかしながら家人の要求はとどまるところを知らない。

醜悪(個人主観)な薄笑いを浮かべながら「ご飯係と荷物係をお願いできるかな?」とのたまう。キャンプにおいて食事と荷物運び以外の仕事が存在するのかまず問いたくなったが、なんとそれを口にするより先に「あ、ごめん。あと運転もよね、朝6時に出るから早く寝てね」と暴言を吐く。要求をふっかけるだけふっかけておいてその返答よりも先にさらに要求をかぶせる。「貴様!それはまるでどこぞの隣国そのものではないか!」と怒りをあらわにし、ちゃぶ台の1つや2つひっくり返してくれようかと思ったが結局料理は私が一番うまいし荷物も力が一番あるのも私、かつそもそも家人の運転では家族もろとも目的地までの数時間生命の危機にさらされるわけで、結局のところ「了解 了解」と溜息を付きながら請け負ってしまう。

 

日本外交さながらである。