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シュビドゥバタッチヘンシーンである

2012年10月20日 09:36

なんとなく幼少の頃より日曜日の朝には早く目が覚めてしまうもので。

 

なんとなく目覚めてなんとなく腹筋200回 腕立て100回してなんとなく朝食作ってなんとなくテレビをつけるとだいたいやっているのが「仮面ライダー」。どうやら体がこの日曜朝のリズムを覚えてしまったらしい。

 

そんなわけで仮面ライダーは「W(ダブル)」の頃から再び熱がつき、恥ずかしながらほぼ毎週見ている。

仮面ライダーオーズ、フォーゼ、と続き、今やっているのは「仮面ライダーウィザード」。

 

仮面ライダーなのにウィザードって!と一昔前の私なら仮面ライダー1号の変身ベルトを腰に巻きながらブラウン管に向かってライダーキックを食らわせていたことであろうが近年のトンデモライダーが続く状況にすっかり慣れてしまい、「ウィザードね」とエスプレッソを飲みながら軽く微笑むくらいの余裕が出てきた。

 

近頃のライダーは武器も多彩で、私が幼少の頃に見ていたV3やアマゾンあたりのライダーからは想像もつかないような武器ブルジョアぶりをいかんなく発揮している。カードを使ったりメダルを使ったりスイッチを使ったりとまあなんというか商魂たくましい武器が盛り沢山である。世の親御さんたちは新しいライダーが出るたびに変身ベルトとそれに関連するアイテムを求めてトイザらスへ走ると聞く。怖い時代である。

 

さすがにこの年になるとそうした購買欲は一切わくことはないが(35歳のオッサンが家で変身ベルトを巻きながらニヤニヤしていたら大分まずい展開である)、それでもTV放送自体はほぼ欠かさず見ている。面白いの?と聞かれると「まあまあ」としか答えようはないのだがこれはやはり私の中に眠る「男の子魂」所以であると思う。最近のイケメン+中性的なライダーの活躍にでもやはり今も胸踊り、興奮するのだ。

 

で、今の仮面ライダーウィザードは変身する時に変身ベルトから「シュビデゥバダッチヘンシーン♫」というボイスが連続して発生するのが特徴なのだが、これがなんというか洗脳的と言おうか、一度聞くと頭から離れなくなってしまうメロディなのである。

私自身、夕飯を作ったり洗濯物を干したりしている時に気が付けば「シュビデゥバダッチヘンシーン♫」と口ずさんでいる。恐ろしい効果である。

さらにこの洗脳効果は驚くべきことに私の想像を遥かに上回るほど強力であり、先日少々友人と酒を酌み交わした帰りに、何を思ったかこの「シュビデゥバダッチヘンシーン♫」の携帯着メロを酔いに任せてダウンロードしていたようである。

最大にヤバかったのは私自身、この記憶がすっぽりと抜けていたという事実である。

結果としてどういうオチが待っていたかというと、翌日、漢方講義の帰りに乗った小田急線のラッシュ時(しかも生徒さんと一緒)に爆音で「シュビデゥバダッチヘンシーン♫」のメロディが鳴り響き、おいおい誰だようるせえな!とマナーの悪さを糾弾する怒りビームを360度に飛ばしていた私自身が犯人という、アガサクリスティもビックリの展開になったわけである。

 

皆様もどうかご注意願われたいと切に願うばかりである。

 

シュビデゥバダッチヘンシーン♫